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外部リンク (画像) 文芸春秋の敗訴確定 性の儀式で「幸福の科学」に謝罪 2015年
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指導者の孤独  2012年4月4日

2012/04/04 23:28  Category:×険妄想ブログより

http://www.kokoroken.or.jp/blog/yvnvlp

指導者の孤独
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。 公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。 公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。 【…という設定だが提訴された】


その教祖は、深く憔悴されていた。

孤独な教祖


カウンセラー「どのようなことで、お見えになったのですか?」


教祖「やる気が出ないのです。疲れているのです。以前のような活力が出ないのです。元の自分に戻れるのだろうかと不安なんです。」


カウンセラー「あなたの一番の不安は何ですか?」


教祖「体面が保てないことだと思います。」


カウンセラー「対面が保てないとは、どういうことですか? 聞くところによると、あなたは仏陀としてずいぶんたくさんの信者さんに慕われておられるようですが?」


教祖「それはそうなんですが、仏陀として生きていくことが、苦しくて仕方がないのです。」


カウンセラー「あなたは20年前に仏陀であると表明された後、ご自分の生活はどのように変化されましたか?」


教祖「それまではなんでも自由にしていたことが、仏陀として振る舞わねばならなくなりました。出かけるときも、家族と過ごすときも、信者に接するときも。仏陀としての生き方を貫き通そうと思って取り組んできましたが、肉体を持っていますから、どうしても人間的なものが出てしまうんですよ。」


そこまでお話になり、教祖は赤裸々に、私生活を語り始めました。


教祖「特に夫婦間のことなんですが、私はことさら人より欲求が強いんですよ。肉体を持つと抑えきれない苦しみがあり、妻だけでは足りなくなくなるのです。妻も強くてよく応えてくれるタイプですが、それだけでは足りないのです。しかも仏陀として、その欲求を理由付けしなければならないという苦しみがあるのです。」


カウンセラー「それが一番お苦しいと・・・?」


教祖「はい、いえ・・・それだけではありません。私は仏陀として色々信者の方に説法をしているのだけど、コンディションが良くないと仏陀としての話ができなくなることがあるのです。それが最も苦しいのです。仏陀として天の教えを出せなくなる苦しみは、これはつらいのです。それを誤魔化しながら話すこともあります。信者さんは気づかずに、仏陀として信じてくれてます。しかし、自分としてはとても苦しいのです。もうすでに教えとして、出すものはたくさん出しましたから、もうこれ以上いいという気持ちもあります。しかし、生きている限りは話は続けなければならないから、自分の知識をかき集めて話している状態です。これも大変です。本当はこれも、もうやりたくないのです。できたら引退してしまいたい。むしろ早くあの世に還ったほうがいいのではと思うこともあります。」


表情の中に、深い苦悩が刻まれていました。


カウンセラー「あなたが仏陀であると表明した時点から苦しみが始まっているのでしたら、『今は仏陀ではない』と本当のことを宣言して生きてゆくという道はないのですか?」


教祖「・・・・・」


うつむき加減の彼の顔に焦燥感が浮かび、沈黙が続きました。


絞り出すような声で、


教祖「それはできません。だから苦しいのです。」


突然、カウンセラーの心に「孤独」の二文字が飛び込んできました。猛烈な孤独感です。


この立場に立たない人間には到底分かりえない孤独の苦しみ。その苦しみは、たとえ身内でも分からない。それは半端な苦しみではないようでした。


カウンセラーの心に、また別の苦しみが伝わってきました。


教祖は自分自身のことを責めている。仏陀としてあり続けることが出来ない自分を責めている。焼かれるように胸が熱く痛い苦しみを持っている。


この教祖は、まぎれもなく「仏陀」と「救世主」という立場に縛られていました。


今は、一人の人間としての自分を許すことが必要な時のようです。仏陀であり続けることが出来ない自分、それも本当の自分だと。この方は自分で自分を許す必要があるようです。


カウンセラー「20年前にあなたが仏陀だと表明されてから、ずいぶん立派なお仕事をされてきたようですが、もう以前の一人の人間に戻られてもいいのではありませんか? 仏陀として多くの方々に慕われ、信仰されて、多くの人々に良い影響を与えてこられたのですよね。それを維持するために大変なご努力をされて、自分に戒めを課し、律してきたのですね。だいぶご自分を責めてこられましたね。もうご自分を責めずにご自分を許してあげて良いのではないでしょうか。よくがんばられたじゃありませんか?」


黙って、その言葉を噛みしめたまま、沈黙が続きました。


やがてつぶやくように・・・


教祖「私も、よくやってきたと思います。若い時から、よくがんばってきたと思いますよ。」


教祖は回想するように、遠くを見つめていました。


教祖「本当に大変だったんですよ。もういいですよね。もう自分を作らなくてもいいですよね。もうおしまいにしてもいいですよね。」


教祖は自分の気持ちを確認するようにカウンセラーに語ったのです。


カウンセラー「・・・・・」


この日のカウンセリングは、ここで終了しました。




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継承者の苦しみ  2012年4月5日

2012/04/05 23:40  Category:×険妄想ブログより

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継承者の苦しみ
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。 前回、カウンセリングをさせていただいた教祖の希望により、ご長男のカウンセリングをさせていただきました。 【…という設定だが提訴された】


偉大な父親のあとを継ぐ長男には、言い知れぬ苦しみがあった。

さわやかに生きる


前回、宗教団体教祖のカウンセリングをさせていただいたおり、教祖から次のようなご依頼がありました。


「長男のことが心配です。教団を継承、維持することは大切なので、私に何かが起きてしまう前にある程度、立場を譲る道筋をつけておきたいのです。長男は今はまだ精神的に安定していない部分があるので、カウンセリングをお願いしたい。」


そこで、ご予約を頂き、カウンセリングを実施しました。


カウンセラー 「お父様はあなたのことを心配しておられるみたいでしたが、何か不安なことがおありなのですか?」


長男 「父から聞いていると思いますが、実はもう教団の運営の責任者として、理事長という立場で仕事をしています。しかし、僕は大学を出て間がないし、父とは違って一流大学を出ているわけではないのです。突然、教団の組織の運営をと言われても、本当は自信がないのです。自分には宗教的な悟りがあるとは思っていないのです。一応、教団の教えは学んでいるつもりです。しかし、それが自分の生活の中でその教え通りに生きているかというと、自信はありません。僕はまだ20代ですから、テレビを見て女性を見れば憧れを持つこともあるし、教団の青年部で若い女性の信者さんたちと接するときに、知らず知らずのうちにかわいい子はいないかと、探している自分がいます。自分の部屋に戻ると、女性に対する欲望が抑えられなくなることもよくあります。こういう人間が、宗教団体の後継者として立っていいのか、自分でも不安です。」


カウンセラー 「あなたを支えてくれる人が、まわりにおられるのではないですか?」


長男 「身近にいる職員の中には、僕をフォローしようとしてくれている人もいます。実は、その人にも、僕の本音は言えません。なぜなら、その方は立派な方だと思うのですが、結局は、ご自分の立場を守りたいという気持ちが強くて、僕が本音を言ったとたんに、僕に対して『そんな思いを持ってはいけない』と説教するのがおちだろうと思うからです。このままでは、本当の気持ちを隠しながら、後継者として生きていかなければならない。それを考えると、いっそう本当のことを言って、妹か弟に立場を譲ってしまいたいいう気持ちも、湧きあがってきます。」


カウンセラー 「自信が持てないということですか?」


長男 「僕は世間で仕事をしたことがないので、人の気持ちが分かりません。僕よりはるかに知識も経験も持っている大人の信者さんたちの前に立つのが、本当は怖いのです。立派な信者さんたちに何を話したら良いのでしょうか。それを考えると、とても怖いです。職員の皆さんに対してもそうです。僕よりたくさんの知識も経験もある人に対して、僕がどうして高い立場で指導できるでしょうか。この立場は、今の僕にとっては早すぎる立場だと思っています。」


カウンセラー 「でもお父様はあなたを後継者に指名された・・・」


長男 「父の気持ちも分かりますが、自分では無理だと思っています。父のような大きなスケールで、僕にはものが考えられないのです。世界戦略とか国家戦略とか、僕には分不相応です。本当は、教団の今の力から言っても、まだまだ大きなことは言えない組織のような気がします。こんな気持ちだからいけないのでしょうか。」


カウンセラー 「お父様や周りの方々に、ご自分の本心を伝えたとしたら、どうなるのですか?」


長男 「父は怒ります。」


カウンセラー 「どんなふうに怒られるのですか?」


長男 「別居している母と同じように責められるのです。」


カウンセラー 「それはどのように責められるのですか?」


長男 「『実は自分の子供ではなかった』と言われかねないのです」


カウンセラー 「・・・・」


長男 「『お前は自分の子ではない』と言われかねません。でも父は信者さんたちには、『長男は別の使命があるので、次男に任せることにした』と言うと思います。」


カウンセラー 「次男の方に継がせるといわれるのですね」


長男 「僕に対しては、その日から、母に対してしたと同じように、口もきいてくれないのではないかと思います。みんなの前で僕のことを話題にして、僕のいないところで、『あいつはダメな息子だ』というと思います。」


カウンセラー 「あなたはそうなってしまうことが怖いのですか?」


長男 「怖いです。社会の放り出されても、職業も家もありませんから。そうなったときに、何をどのようにしていいのかさえ分かりません。」


カウンセラー 「自分の気持ちを正直に言って、そういう事態になってしまうことと、本当の気持ちを隠して後継者になってゆく気持ちと、どちらがつらいですか?」


長男 「・・・・後継者になるほうが、苦しい・・・。自分の気持ちを偽って生きていくほうが苦しい・・・。家やお金がなくても、仕事を見つけて、正直に生きていった方が気持ちは楽だと思います・・・」


ここで、この日のカウンセリングは終了時間となりました。


この方は、話されているうちに、ご自分の気持ちが整理されて、落ち着かれてきたように感じました。本心を確認されて、割り切った上で仕事をされると、同じ仕事をするにしても、取り組む際の苦しい気持ちが変わってくるのではないでしょうか。今すべての行動が変わるわけではないでしょうが、この先、どう判断していけばよいかということは掴まれたように感じました。




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父思いの娘の気持ち  2012年4月6日

2012/04/06 18:00  Category:×険妄想ブログより

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父思いの娘の気持ち
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。【…という設定だが提訴された】


「私は父が大好きです。父の言うことはすべてしたいと思うし、心から父を尊敬しています。」

定年を迎える


前回の教祖より、ご長女のカウンセリングを依頼されました。


カウンセリング・ルームにを訪れた大学生の長女は、「お父様が何か心配されているようでしたが、ご相談内容は何ですか?」と聞いたカウンセラーに、ちょっと嬉しそうに「そんなに父は私を心配していたのかしら」という言葉に続いて、お父様への篤い思いを語りだされました。


長女 「私は、父の最高の秘書は私だと思っていますし、父からそう見られたいと思っています。」


カウンセラー 「お父さんに信頼され、お役に立ちたいと思っているのですね?」


長女 「はい、役に立ちたいのです。父も私を一番かわいがってくださっているし、その期待に応えたくて一所懸命やりたいと思っています。」


カウンセラー 「では、悩みというのは、特別ないようですが・・・」


長女 「悩みと言えるかは分かりませんが、私は母に似てなくて、身体も小さいし、顔立ちも良くないし、自分ではぶさいくな女性だと思っているんです。」


カウンセラー 「美人でないと・・・・・」


長女 「美人ではないと思っています。そういう気持ちがあります。母の話が出たので、母のことを申し上げましと、父親を尊敬せず、父親を支えることが出来なかった母を許せません。」


カウンセラー 「お母さんを許せないと・・・」


長女 「母親は私をあまりかわいがってくれなかったんです。私はお母さんに対して普通に愛情を求めていたつもりですけど、母は自分が期待していたほど私を愛してくれていなかったと思うのです。それは父親からも言われました。『お母さんはお前のこと好きじゃなかったんだよ』と父から言われました。だからそうだと思います。父と別居中の母に対しては、反発は覚えますが、会いたいとは思いません。」


カウンセラー 「以前からそうだったのですか?」


長女 「以前はそれほどはっきりした感情は持っていませんでした。父が別居するとき、はっきりと私たちの前で言ったのです。父の言っていることは、正しいと思います。」


カウンセラー 「お父さんの言葉で嫌になったということでしょうか?」


長女 「そうです。」


カウンセラー 「お母さんから直接、あなたが好きではなかった、と言われたのですか?」


長女 「いいえ、母から直接言われたわけではありません。」


カウンセラー 「じゃあ、あくまでもお父さんの言葉を通して、ということだったのですね。」


長女 「はい。父の言うことは全ていつも正しいですから。」


カウンセラー 「もしお父さんが、『お母さんは、本当はお前のことを好きだったんだよ』と言ったらどうされるのですか?」


長女 「今の父は、そう言わないと思います。なぜなら、母に対する愛情はもうないですから。」


カウンセラー 「でもあなたのお母さんですよね。娘がかわいくない母親っているんでしょうか?」


長女 「父がそう言っていましたから。」


カウンセラー 「あなたの心では、お母さんの愛情を感じたことはなかったのですか?」


ちょっと考えてから


長女 「お母さんが好きだったし、、、、、甘えることもたくさんありました。」


カウンセラー 「いつごろからそういう気持ちがなくなったんですか?」


長女 「一番下の妹をお母さんが妊娠しているときに、お父さんが・・・」


カウンセラー 「何かあったのですか?」


長女 「お父さんが他の女性と・・・」


カウンセラー 「お母さんはそのことをご存知なんですか?」


長女 「はい。その時には、母も父に対する愛情が冷めてきていました。その事実を知って冷めたのだと思います。その時から母は父を尊敬しなくなりましたし、父を支えようとしなくなりました。そういう母親を見るのが嫌でした。だから私は、大好きな父を自分が一番尊敬して、一番支える役回りは自分にあると、そう思うようになりました。」


カウンセラー 「そのころからお母さんを嫌いになっていった?」


長女 「はい、私の気持ちがそうなると同時に、母の気持ちも私からどんどん離れていったように見えます。」


カウンセラー 「寂しくはなかったのですか?」


長女 「寂しかったです。」


カウンセラー 「お父さんのほうが好きだった?」


長女 「お父さんは、どんな時も私のことをかわいがってくれました。」


カウンセラー 「お父さんに、別の女性がいてもですか?」


長女 「はい、そうです。その後、母も父以外の男性に心惹かれるようになったこともあったように感じました。」


カウンセラー 「家庭の中がそんな状態で、お父さんは仕事が出来たのですか?」


長女 「仕事はちゃんと出来ていたと思います。その後、父と母が別居したので、もっとちゃんとした仕事が出来るようになると思いました。」


カウンセラー 「じゃあ、ご両親が別居されてからは、もっといい仕事が出来るようになったわけですね。」


長女 「そう期待していたのですが、体調を崩すことがあったり、講演会の前に父の苦しそうな姿を見ることが多くなりました。これは私が父の補佐役として支えることが出来ていないからだと思っています。」


カウンセラー 「あなたは補佐役としての立場をお父さんから期待されているのですか?」


長女 「期待しているといってくれていますが、今は女性の職員にその仕事を任せていることが多いのです。」


カウンセラー 「そういう女性の職員がいることを、あなたはどう思っているのですか?」


長女 「父はその人が好きなんだと思います。」


カウンセラー 「あなたはそれをどう思うのですか?」


長女 「気持ちが悪くなります。能力があるとは思えません。父の前で媚を売らないで欲しい。腹が立ちます。」


カウンセラー 「その状態が嫌なのですね。」


長女 「はい、嫌でたまりません。だから私が補佐役をしっかりと務めなくてはならないと思っているのです。父は、たぶんその女性職員のために、自分の本当の仕事が出来ていないからです。あの女性がいると、父は疲れるのです。」


カウンセラー 「お疲れになるのですね」


長女 「あの女性がわがままを言い出すからです。仕方なくて、父は教団内での立場を与えたりすることがあります。でも私はその女性を尊敬するわけにはいかないのです。」


カウンセラー 「お父さんに直接言ったことは?」


長女 「いいえ、ありません。」


カウンセラー 「なぜ言えないのですか?」


長女 「私にもプライドがありますから。」


カウンセラー 「どんなプライドですか?」


長女 「女としてのプライドです。」


カウンセラー 「ということは、お父さんの愛情をあなた一人のものにしたい、と・・・・?」


長女 「そうです。だから今の私に出来ることは、よい補佐役になって、父に認められることです。だから、勉強したり、着るものを変えてみたり、髪型を変えてみたり、化粧をしてみたり、父に認めてもらいたくて頑張っているのです。父に認めてもらえないと、誰も認めてくれる人がいなくなる・・・」


カウンセラー 「・・・・」


ここで、この日のカウンセリングは時間となりました。明るい笑顔で入ってこられたはずの女性でしたが、ちょっとつらそうに眼を伏せておられました。家庭内や教団内では、様々な葛藤を抱えているようでした。この日は、根本の原因までは探ることができませんでしたが、糸口にはたどり着けたような気がします。


彼女は、次回のカウンセリングのお約束をしてカウンセリングルームを出て行かれました。




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うつ病寸前の苦しみ  2012年4月7日 

2012/04/07 18:00  Category:×険妄想ブログより

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うつ病寸前の苦しみ
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。【…という設定だが提訴された】


その男性は、とても苦しんでいました。

約束を守る


教祖より職員のカウンセリングもできないかとのご依頼に基づき、Wさんのカウンセリングを実施いたしました。


Wさんは45歳。有名私立大学卒業、結婚20年、子供3人。有名な宗教団体の広報関係の仕事をしている中堅の職員です。彼は家庭と職場で強度のストレスを抱えており、とても表情が暗い。


「私は自分の独自の判断ができなくて、上司の言いなりになってしまいがちです。上司の顔色を常に伺い自己保身している自分に、自己嫌悪や罪悪感を感じています。論理的説明が苦手で、劣等感があります。在勤年数が長いのに教団内での評価が低いので、人にどう思われているのか、同僚にどう見られているのか、気になって仕方がないんです。何とか、このうっ積された気持ちから解放されたいんです。」


Wさんの職場での苦しみの訴えをまとめると、こんな内容です。ストレスの度合いは、「朝起きて歯を磨くときに、一日のスタートへの不安から、歯ブラシを口の中に入れた瞬間、吐き気を感じる」ほどです。Wさんは、このストレスを食べることで紛らわせるため、体重が増え、糖尿病の不安も抱えています。


Wさんは、家庭でもストレスを抱えています。いつも妻の尻にしかれているし、父親として権威ある言葉で子供を叱ることができないため、家庭の中でも感情がうっ積しているのです。


「自分の存在を消してしまいたい。」「旅に出たい。開放された世界に出たい。」


そんな気分に襲われることもあるそうです。


休日でも、子供の世話や奥さんの手伝いをする以外は、家で何をするわけでもなく、ごろんと寝ころんで、本を読んだり、テレビを見ているだけ。食べることしかストレスを発散する方法がないと言います。


家庭と職場の両方での抑圧が、Wさんのストレスの原因です。


カウンセラー「あなたはどういう人生を送りたかったのですか?」


彼はボソッと答えました。


Wさん「人の役に立てる仕事をしたいと思いました。」


カウンセラー「あなたは今、人の役に立つ仕事が出来ているのでしょうか。誰かのお役に立っているのですか?」


下を向いて、しばらく考えている。


Wさん「役に立っているとは思います。」


カウンセラー「あなた自身が、誰かの役に立っているのですか?」


Wさん「うちの教団が、世の中の役に立っていると思うのです。」


カウンセラー「あなた自身が、誰かを助けたりすることがあるのですか?」


Wさん「・・・・」(うつむいたまま答えがない)


カウンセラー「大学を出たての頃は、傷ついた人の心を救いたいと思って今の宗教団体に就職したと言われましたね。その気持ちは、今はいかがですか?」


Wさん「忘れていました」


さらにうなだれて、ボソッと、そう言われました。


カウンセラー「もうその気持ちは持てないのですか?」


Wさん「持ちたいのですけど、持てないのです。そういう情熱を持ちたいんですけど、湧いてこないんです。」


彼は、抑圧した思いを吐き出し始めていました。


カウンセラー「わかりました。そのもやもやした気持ち、漠然とした不安、やるせなさ、恐怖心、それらを絵に描いてみませんか?」


そう言って、クレヨンと用紙を渡しました。


最初に彼が手にしたクレヨンはグレー。それで箱のような家を描きました。その中に、茶色とモスグレー、紫などのにごった色を使って、ぐるぐる円を描いていきます。窮屈な家庭での閉塞感を吐き出しています。


もう一枚の絵は団体職員としてのストレスを描いています。赤と黒の混じった円。黒いクレヨンで円をぐるぐる描いて、次に赤いクレヨンで円を塗り重ねていきます。それを力をこめてぐるぐる描いています。描く手が止まりません。


この絵に意識をあわせて絵の世界に入り込んでいくと、カウンセラーはくらっときました。カウンセラーは思いました。


「この人は職場で高く評価されていない。雑魚だと見られている。そのため自分への自己卑下と、劣等感、それに罪悪感を持っている。ものすごく苦しんでいる。『助けて』と魂が叫んでいる。くらっと来た正体は、その苦しみだ。彼の魂の叫びが、絵から聞こえてきたのだ。これはSOS信号だ。」


彼は描きながら泣いていました。それを見かねて、


カウンセラー「もういいですよ。十分吐き出されたみたいです。本当につらかったんですね。」


「彼はうつになる寸前だ」とカウンセラーは感じました。「病気になるか、精神的に病んでしまう寸前だ。このままでは危ない」と感じました。


うっ積された感情が絵に投影され、苦しみが伝わってきます。あまりの苦しみに、カウンセラーも涙が出てきました。


ここで時間となりました。今日はここまでだったのですが、Wさんは、心なしか清々したような、ややさっぱりした目で、ほほ笑んで帰っていきまいた。次回お目にかかることを約束して。


「本当に暗い時間を過ごしてこられたのだな」


カウンセラーはしみじみと感じました。


宗教団体の職員も一人の人間なのです。




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やめさせてくれない宗教  2012年04月08日

2012/04/08 18:00  Category:×険妄想ブログより

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やめさせてくれない宗教
もともと妻が入会していることにあまり賛成してなかったご主人やご家族は、Y子さんの半ば強引な勧めで信者として登録されていたようです


心検(こころけん)のブログを通してご連絡のあった主婦のY子さんのご相談です。
やめられない宗教



Y子さんは20年ほど前から、当時まだ新しく勢いのあった宗教団体の信者になりました。

その時は、「仏陀の生まれ変わり」と言われた教祖の教えに心酔したと述懐していました。

ところがここ数年間ぐらいの間に、教祖の女性問題や教団のお金の集め方に疑問を持ちはじめたのです。

何度か所属する支部の支部長に疑問を伝えましたが、正面から取りあってくれず、逆に「信仰心が足りない。あなたには悪霊がついているから反省をしなさい。」と言われだいぶショックを受けたそうです。

そんな経緯もあり、Y子さんはご主人や家族と相談して教団をやめることを決断したそうです。

もともと妻が入会していることにあまり賛成してなかったご主人やご家族は、Y子さんの半ば強引な勧めで信者として登録されていたようです。当然ご家族は退会にはすぐに賛成してくれたそうです。

Y子さんは支部長に、家族全員が退会する旨を伝えました。一旦は退会を了承してくれたそうですが、翌日になって、退会書類に不備があるとか、家族全員の自署が必要だとか、退会理由がはっきりと書いてないなどの理由で受理できないとの連絡を受けたそうです。

さらに、教団で知り合った数人の信者から夜中に電話があり、「あなたは今やめると地獄に堕ちる。」「悪霊がついているから祈願を受けるべきだ」など、立て続けに電話があり、その日はなかなか眠れなかったとのことでした。

その後、何度かやめさせてもらいたいと申し出たにもかかわらず、一向に取り合ってもらえなかったそうです。さらに信者さんからの電話が続き、とうとう家にまで押しかけて来たということでした。

怖くなったY子さんは、思いあまっって警察の相談窓口に連絡しました。警察の担当者から「宗教は入るもやめるもあなたの自由ですよ。やめさせてくれないというのは違法です。これ以上、付きまとわれるようでしたらすぐに警察に連絡して下さい。一応、宗教関係の疑問は文部科学省の管轄でもありますので文化庁の電話番号もご案内しましょう。」と親切に対応してもらったそうです。

早速、Y子さんは文化庁の宗務課というところの担当者とお話ししたそうです。担当者は「信教の自由は信仰を持つことの自由を守るし、信仰をやめる自由も守るものです。ましてやその教団や教祖に問題があるとお考えでしたら、やめる自由があります。どうしてもやめさせてくれないような教団であれば、こちらでも調査してみます。文化庁は宗教法人の設立に関しては許認可責任がございますので。」と言うお話を聞き、Y子さんは、ようやくほっとしたそうです。

しかし、Y子さんのご相談は、実はそこにあったわけではないのです。

「今まで信じてきた教団や教祖が、自分が考えていたものとは違っていて、失望してしまいました。それで今は、心の中が空っぽになってしまいました。」と悲しそうに話し始めました。

付きまとわれる恐怖心もさることながら、それよりも、「信じているものに裏切られた心の苦しさ」をご相談にお出でになったのです。

この日は、心検のカウンセラーがていねいに対応して、落ち込んでいたY子さんの気持ちはだいぶ安らぎを取り戻しました。

そしてY子さんは、「本当のご自分の理想としていることを実現するには、その団体がなくても全うすることができる」という確信を持たれたようです。

更に、「私は心の中に、宇宙にいる神の姿を描き、家族を大切にしながら、人のお役に立っていきたいと思います。」

こんな言葉を残して、Y子さんは笑顔で出て行かれました。



やめさせてくれない宗教は、それはそれで問題です。警察に通報するというY子さんがとった行動については、心検としては肯定も否定もしませんでした。

しかし、「裏切られた心の苦しみ」を癒すことは心検の使命です。

これからも、このような方々の苦しみを癒すためのお役に立ちたいと願っています。



△獏註・スピリチュアル系カウンセラーも増えているようです。いかさま宗教から逃げて、その苦痛を癒すといういかさまカウンセラーに引っかからないようご注意ください。この記事のように、どこでももっともらしい事を言い、自分たちが正しいと主張します。


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宗教者としての良心の葛藤  2012年4月10日

2012/04/10 18:00  Category:×険妄想ブログより

http://www.kokoroken.or.jp/blog/9u9102



宗教者としての良心の葛藤
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。 前回、カウンセリングをさせていただいた教祖の希望により、Mさんのカウンセリングをさせていただきました。【…という設定だが提訴された】


東大出身の宗教家が、悩みを語っていかれました。

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Mさんは、穏やかな方で、福々しく、とても優しそうな印象を与える男性でした。Mさんはカウンセリングルームに入ると、ご自分からどんどん積極的に話し始めてくださいました。


Mさん 「私は東京大学を出て出家(宗教団体に奉職すること)したのですが、その際に東京大学を出たということで、優先的に出家を許されたと思います。はじめは地方の支部などで仕事をしていましたが、ある時期から本部に抜擢されました。そこはおもに布教活動を推進する部署でした。私の実績としては、特に大きな伝道の実績を残したわけではないと思っています。たまたま一緒に仕事をしていた部下が、伝道の実績を偽って報告して、書類上の成績はトップクラスになっていたのです。それを評価されて、本部に異動になったのだと思います。それと私の学歴が有利に働いたのだと思います。」


カウンセラー 「ずいぶん謙虚にお話になりますね。偽りの報告と学歴で抜擢を受けたと・・・」


Mさん 「はい。本当は、伝道の実力はないにもかかわらず、本部で伝道の中心的な機能を果たさなければいけない。そのような、自分の実力にふさわしくない職務につかされました。周りの職員は、そんな私の実態を知らずに、最初は大切に扱ってくれたように思います。しかし、もともと組織の中での仕事がそれほど出来るタイプではないので、次第に上司や周りからは評価されなくなったように思います。」


カウンセラー 「ずいぶん率直なお話で・・・、でもそれはおつらいですね。」


Mさん 「でも上司から言われたことは、何でも一生懸命にやってきたつもりです。」


カウンセラー 「あなたにはそれだけの学歴と能力があるのでしたら、もっと独創的な仕事をしようとはされなかったのですか。」


Mさん 「最初はそのつもりでいたのですが、結局は教祖の方針がこうであるからということで、自分たちの考えをそこに差し挟むことが出来ない組織になっていったのです。結局、全国の支部の活動実績を集計する、そういう仕事を続けてきました。成績の悪い支部に連絡をしたり、成績のよい支部の伝道のやり方を聞いたり、そういう仕事が私の主な仕事でした。自分の力がなかなか思うように発揮できない、そういう気持ちがうっ積していたことは確かです。自分には妻も子供もいるので、それを守るためには、その職場に甘んじていこうと思っていました。」


カウンセラー 「今日来られた理由は何ですか。」


Mさん 「実は、教団のやり方にクレームをつけてきた信者さんに対する処分に関わる仕事をしております。当事者とお会いしましたが、当事者の言うこともよくわかります。でも教団としての立場からすると、教団の対応のミスや手落ちについて認めるわけにはいきません。なぜなら、上司から『教団が頭を下げることは絶対にするな。教団のやることは全て正しいのだ。」ということを、再三にわたって言われているからです。教団に文句を言うことは教祖に対する信仰心がないということだと、わたしも考えようとしました。結局、その信者さんを処分しましたが、自分の気持ちの中では、なぜか釈然としないものがあります。私のデスクの近くには、その処分を決定した教団役員の奥さんがいるのです。その方は、処分の対象者に対する攻撃の気持ちを強く持っています。この人は私より後からこの部署に来たのですが、職位は私の上にいる女性なのです。この人は、信者さんからのクレームの内容を検討することはせず、個人的な感情で処分された信者さんを憎んでいるようにも見えます。その圧迫感から、私の体調はあまりすぐれず、胃の痛みを感じることさえあります。最近つくづく、宗教者として、このような仕事に従事していてよいのかと、考えることが多くなりました。」


カウンセラー 「あなたは、その教団にどのような志を持って入ってこられたのですか。」


Mさん「はい、・・・・・・・その言葉を聞いて、何故か涙が出ます。この教団の理想とするところの『世界中の人々を幸せにしたい。教えを歴史に残して、後世の人々にも幸せになって欲しい』という、その理想に共鳴して、私はこの教団に入ってきました。」


カウンセラー 「それが今、どうなっているのです。」


Mさん 「今言われて気づいたのですが、実は口先ではそう言っていても、心の中の情熱としては忘れていたように思います。今は、上司に嫌われたくないとか、やめさせられたら生活はどうしようとか、そういうことが主な心配事となっていました。」


カウンセラー 「ご自分の本当の気持ちを上司や職場のお仲間に言ってみたら、どうなりますか。」


Mさん 「それを言えば、『そんなこと言ってないで早くやることやりなさいよ』とか言われそうです。それを強く主張したら、上司や周りから変な目で見られて、地方へ異動になるかもしれません。」「・・・・しかし、よく考えてみると、自分の本心をはっきりと言わずにこのまま続けていると、私の人生の価値はなくなっていくように思います。」「・・・・・自分の立場を守ろうとか、生活を守りたいとか、そんな気持ちでいるのはもう嫌です。」


カウンセラー 「どんなふうにされたいですか。」


Mさん 「・・・くよくよせずに、正すべきものは正していこうと思います。・・・そうしてみたいと思います。」


カウンセラー 「心の奥から出てくる思いに、忠実に生きていこうと思われるのですね。」


Mさん 「先ほどから、その気持ちが強く出てきています。」


カウンセラー 「自己保身の気持ちと戦おうとされているのですね。」


Mさん 「上司に言いたいことを言ったり、そういう行動をしたら、やめさせられますよね。やめさせられたら、家族の生活も明日から困りますよね。」


カウンセラー 「生活が出来なくなることと、あなたの本当の志を通すことと、どちらが大事ですか。」


Mさん 「苦しいです。とても苦しいです。」


カウンセラー 「心の価値はどちらにあるのでしょうか。」


Mさん 「・・・真実を通すことです。・・・」


Mさんのカウンセリングはここで終了しました。とても彼は苦しんでおられました。この選択を迫られるのが、一番苦しいようでした。でもこの方には、宗教家としての良心があり、それゆえの苦悩だと思われました。すごく真面目な方であり、どこかさわやかな感じがしました。


これを公表することは、職場での人間関係に一波乱があるかもしれませんが、公益法人としての立場から、あえて公開を決断してくださった教祖とMさんに、深く敬意を表させていただきます。


「あの世では心はガラス張りですから」と言い残されたMさんの姿に、私は尊いものを感じました。


さわやかな人生を歩まれることを祈らせていただきます。




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学歴のない部下への劣等感  2012年4月11日

2012/04/11 18:00  Category:×険妄想ブログより

http://www.kokoroken.or.jp/blog/crxipj


学歴のない部下への劣等感
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。【…という設定だが提訴された】


一見、温和な表情の奥に、警戒心を持って、その方は入って来られました。

chair.jpg


カウンセラー 「今日はどのようなことをお話しに来られたのですか。」


Oさん 「教祖からここにカウンセリングに行くように言われてまいりました。自分では特に大きな悩みはないと思っています。行けといわれたので来たのですが、何をどう話していいのか分かりません。」


カウンセラー 「教団でのお仕事は?」


Oさん 「理事をしています。広報担当の理事です。」


カウンセラー 「重要なお立場ですね。心労も多いのではないですか。」


Oさん 「実務は部下に仕事の出来る者がいますので、そちらを中心にやってもらって頂いています。私は教祖からの信任が厚いので、理事になっているのです。以前から、伝道部門や広報部門や海外の支部長も経験しています。その意味では他の理事よりも実績は高いと思います。自分としてはよい仕事をしてきたと思います。」


カウンセラー 「教団が抱えている問題なんかも・・・」


Oさん 「よく知っているつもりです。どういうわけか肝心の部分に関しては、教祖や理事長が知っているだけで、自分には全ての情報が来ていないと思います。不満と言えば、そのあたりの事を不満に思っています。自分はそういうつもりはないのですが、少し軽んじられている気がしています。


カウンセラー 「軽く見られているということですか。」


Oさん 「実際には私の部下の男が、知識も情報量も多い男で、実質的には、私の部署は彼が仕切っているということなので、その意味では自分は飾りとしておかれているような、そんな気持ちもたまに起こります。自分の言動が、もしかしたら軽く見られている、深みのない軽い男だと見られている気がします。」


カウンセラー 「何か心当たりがあるのですか。」


Oさん 「これは以前支部長をやっていた頃、信者と直接話す機会を持ったときにも感じたことがあります。自分は正しいと思ってやっているのですが、信者さんたちは必ずしもそうは受け取ってくれなかったようです。たまに信者さんから馬鹿扱いされることもありました。なぜそうなってしまうのか、よく分からないのですが、自分はそんな馬鹿じゃないと思っています。それと同じような批判が、他の理事たちや教祖や職員たちから向けられているのじゃないかと思うことがあります。」


カウンセラー 「そういう視線を感じる・・・?」


Oさん 「感じます。でも理事という立場は居心地がいい場所ですから、給料もたくさんもらっているし、多少の批判はあっても、この立場を守ってゆきたいと思います。」


カウンセラー 「ところで、どのような志でその教団に加わられたのですか。」


Oさん 「以前いた会社で、保険関係の会社ですけれども、そこにいたときに職員にならないかと言われました。保険会社もストレスの多い職場ですから、自分が信奉していた宗教だし、ここで仕事するほうが気が楽で役に立つんじゃないかと思いました。教えに基づいて人助けをしていきたいという気持ちは、あるにはありました。」


カウンセラー 「『ありました』というと、今はいかがですか。」


Oさん 「与えられている職責を間違いなく進めていくこと。できたら、教祖に喜ばれるような手柄のひとつでも立てたいと思います。」


カウンセラー 「トラブルに直面するお立場だと思うのですが。」


Oさん 「今、起こされている裁判、教祖の奥さんとの裁判ですか、こちらの方を有利にもっていって、敵対している奥さんをへこませてやりたいと思っています。今は奥さん関連のいい情報があれば、どんどん上にあげていきたいと思っています。だって、この奥さんがいたから発展が止まったわけでしょう。だったら、この奥さん懲らしめるのが、私の仕事ですよ。それから、教団施設の建設反対運動とか、他に訴訟を考えているところとか、そういったところを次々と潰していくのが私の仕事です。」


カウンセラー 「なかなか大変なお仕事ですね。思うように行かないこともあるのではないですか。」


さん 「部下の中には、あまりうまく処理が出来ない人間もいるので、それなりに私も苦労しているんですよ。悩みというか、いつも、もどかしい思いをしています。なかなかうまく処理しきれないもどかしさをいつも持っています。教祖からは、『どうなっている』とせっつかれますからね。なるべくいい答えを出すようにしています。『順調にいっていますよ』と言えば、おさまるのですが、順調に行かず失敗した時は、『相手に悪魔が入っている』と言って弁解すれば済むことです。」


カウンセラー 「悪魔が入っているのですか?」


Oさん 「反対しているやつは、みんな悪魔ですよ。決まっているじゃないですか。」


カウンセラー 「正しいクレームの場合もあるのではないですか?」


Oさん 「正しいクレームなんかあるわけない、文句つけてくるのは、みんな悪魔ばかりですよ。潰していきます。たまに聞いてあげる振りくらいはしますけどね。」


カウンセラー 「教団の落ち度を改めるということはありませんか。」


Oさん 「変えるのは相手ですからね。こちらが変える必要は全然ないですよ。」


カウンセラー 「教団には間違いはないと。」


Oさん 「当然です。教団の立場を守るのが我々の仕事なんです。ただうまくいかないときは腹も立つし、イライラしますけどね。」


カウンセラー 「企業などでは、クレームに対しては耳を傾けるというところが多いようですが、教団はクレームを受け付けないのでしょうか。」


Oさん 「教団には一切間違いがないからです。」


カウンセラー 「教祖の奥様の問題もお話に出ましたが、世間ではよく夫婦の問題はどちらにも責任があり、五分五分だという見方が多いようですが。」


Oさん 「そういう物差しは関係ないですね。そんなのと一緒にしないでくださいよ。」


カウンセラー 「宗教では心の平静を教えておられると思うのですが、ご自分がイライラすることをどんなふうに考えておられますか。」


Oさん 「・・・・そういえば心の平静ということの大切さを教えてもらっていましたね。今言われるまですっかり忘れていました。」


カウンセラー 「厳しいお仕事ですから、そこでの心の統御というのはやはり大変なのでしょうね。」


Oさん 「イライラは顔には出しませんよ。それから馬鹿にされて、軽く見られて嫌になるような気持ちは、顔に出さずに腹の中にしまっておきますよ。本当はいい仕事をしているのですから、もっと評価を受けてもいいのにとか、仕事の出来ない部下対して『何をもたもたしているんだ』という気持ちとか、信者のくせに職員に向かって生意気な口をきいているいる、そんな連中に言ってやりたいこともたくさんありますよ。それを我慢しているんですよ。」


カウンセラー 「ずいぶん悔しい思いを溜めておられるのですね。」


Oさん 「職員の方が上に決まっているのに、信者がごたごた言うから頭にくるんですよ。理事のほうが偉いのに、部下たちが馬鹿にして私を見るんですよ。教祖はもっと私を高く評価しないといけないと思っていますよ。こんな扱いはよくないと思いますよ。」


カウンセラー 「ところで、子どもの頃に特別な体験をされたことでもあったのでしょうか。」


さん 「子供の頃から成績はよかったです。成績の悪いやつは馬鹿だと思っていました。人間として劣っていると思っていました。ちゃんとした会社で仕事していない奴らは2流3流でしょう。なんか、親や先生からそれに似たことを言われたような気がするな。」


カウンセラー 「そういわれて育ってきたのですね。」


Oさん 「はい。」


カウンセラー 「そういうことで人間の価値は決まるのですか?」


さん 「・・・・全部が全部そうではないような気はします。学校に行かなくても立派な人はいるし、歴史上の偉人の中にも学歴や職歴に関係なく立派な業績を残した人もいます。一流の大学や一流の会社でなくても立派な人はいるかもしれない。」


カウンセラー 「身近にもそうした方がいるのですか。」


さん 「今、私の部下の人間も大学なんか行っていないんですよ。その大学に行っていないやつが、私より仕事ができるんですよ。だから、彼を抑え込みたいんですよ・・・。」


「・・・・・恥ずかしいですね、私も。でもこれしゃべったら、なんか、肩の力が抜けたような気がします。・・・今日疲れたので、もう帰っていいですか。」


カウンセラー 「お疲れ様でした。軽くなっていただけて、よかったです。」


 


この方は、子供の頃に親や先生から植え込まれ価値観によって、人を判断されていたようです。ですが、最後の最後に、この方の劣等感の一部が見えてきました。学歴が自分より下なのに、優秀な部下への負い目を持っていた感情が吹き出しました。それと向き合って、そういう自分であったと気がつかれたことは、この方の一つの進歩であったと思います。


少し気になったのは、対立する立場の人を全部否定し、「悪魔だ」と決め付けるというところです。これはこの教団の特徴的な考え方なのでしょうか、それともこの方に特有のお考えなのでしょうか。「反抗しているやつらは皆悪魔だ」という思想は中世ヨーロッパの「魔女狩り裁判」を連想させるのですが、その発想の奥にある心の傷に向き合う必要があるように感じました。


かなり強い自我をお持ちのようですので、再度お目にかかることをお約束して、この日は終了となりました。


穏やかな心が取り戻せる日が来ることを願っております。





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教育の悩み  2012年4月12日

2012/04/12 12:00  Category:×険妄想ブログより

http://www.kokoroken.or.jp/blog/mps76o

教育の悩み
今日は、教育事業に携わる方がカウンセリングに来られました。ある学校法人の校長先生ですが、公益事業として公の立場にある意味から、同じような悩みをもつ人のために、あえてカウンセリングの公開をお許しいただきました。このグループのオーナー様にも感謝申し上げたいと思います。【…という設定だが提訴された】


校長先生の悩みを伺いました。

積極的な思考


カウンセラー 「本日はどのようなことをお話に来られてのでしょうか。」


Kさん 「『ここで心を癒してくるように』と、オーナーに言われましたので、来てみました。私は校長として、中学、高校とも生徒を監督する立場におります。校長ということで何もしないで授業がちゃんと進んでいけばそれでよいと思っていたのですが、学校というのは色々と目を配らないといけないところが多くあります。単に授業のみでなく、寮の管理とか食事の管理ですとか、お預かりしている子供たちのご家族の方とか、そういうところにも気を回さなくてはいけなくて、結構大変な仕事なんです。」


カウンセラー 「色々大変ななかで、いま特にストレスに感じておられることは何ですか。」


Kさん 「言いづらいことなんですが、ここは何を言ってもかまわない場所(心検カウンセリングルーム)なので言いますが、オーナーのお嬢様がうちの学校で学んでいます。前の理事長の娘さんもこちらで勉強しています。それから問題がある支援者のお嬢さんも、こちらに来ています。有力な支援者たちの子供たちも、こちらに来ています。そういう意味では、教育ということだけではなく、ちょっと神経を使わねばいけないことも多いのです。そういう人たちの親御さんの気持ちも満足させなければいけないところもあるので、子どもたちに接するときは、教師としてというより、お客さん相手にしなくてはいけないこともあります。ただ、限られた予算の中でやっているので、その中でどう運営するかについても考えないといけないので、苦しいところです。結局お金が足りなくなれば、私の責任になるわけです。少し前は学園の理事長がいましたので、運営についてはそちらに責任を負わせておけばよいと思っていたのですが、最近その方が不在なので、それが出来ない立場になってきたので、頭が痛いところです。ストレスと言えばそういうところですね。」


カウンセラー 「学校の運営は順調に行かれているのでしょうか。」


Kさん 「教師たちは真面目にやってくれているのですが、いかんせん、あちこちの学校から集まった人たちで、経験もまちまちなので、実力のある人たちがそろっているというふうには思いません。簡単に辞めてもらうわけにはいかないので、何とか頑張ってもらってはいるのですが、先生によっては人気のない先生も当然います。それで生徒指導についても教師たちに課題を与えています。もちろん担当する科目そのものの教え方とか、どうしたら生徒の実力を向上させられるかとか、期限を切って、いつまでにこういう点が取れるところまで向上させるとか、そういう課題は教師たちに課しています。そのために色んな課題を与えているので、授業のみでなく、夜中まで仕事をしているようです。」


カウンセラー 「目指されている目標が、それだけ高いということでしょうか。」


Kさん 「学園で東大入学者を多数輩出しなくてはいけないので、こちらも必死になって取り組んでいるところです。これを一番期待しているのはオーナーなので、東大入学者が一人も出ないなら、私はクビになってしまうと思います。そういうストレスはあります。今のままだと、まだ成績の上では東大に入学できる一流高校の学力にまで入っていないと感じています。だから、教師にプレッシャーをかけて、何としてでも学力を向上させることを課題としてがんばっているところです。本当はそれだけをやっていきたいのですが、寮の食事の質がどうだとか、美味しくないとか、寮の部屋の中で盗難があるとか、同じ部屋の人が気に入らないから替えて欲しいとか、そういうことにもある程度対応しなくてはならないのです。」


カウンセラー 「教師の方々も大変でしょうね。」


Kさん 「ストレスは高くなっていると思います。」


カウンセラー 「校長先生の教育にかける志は、どのようなものなのですか。」


Kさん 「私は東大を出ているので、オーナーから校長を任されていると思っていますが、もともと教育者を志していたわけではありません。ただ、学園ができて、役割上、仕事を任命されたのです。オーナーから指名されたら受けざるを得ないし、校長の立場も悪くないと思って受けました。グループ企業の事務局や他の立場で仕事することよりも、こういう仕事のほうが向いているかもしれません。そう思って来たのですが、思いのほか大変なんですよ。」


カウンセラー 「なにか心配事があるのですか。」


Kさん 「オーナーの娘さんですね。色々父親に報告するものですから、娘さんの担当の教師にはよく注意するように伝えています。私もあの娘さんと接する時は、学園のボロが出ないように気をつけています。それでもどこで見ているのか知りませんが、結構詳しく父親には報告されているようです。それもストレスです。あまり気持ちのよいものではありません。娘さんが言った言葉に応じて、学園の色んなやり方が変えられたりすることもあるからなんです。」


カウンセラー 「それはいい方向ではないと・・・」


Kさん 「こちらはそれなりの考えでやっているつもりですが、そういう形で変更を余儀なくされることもあります。オーナーの言うことですから、変更することはします。逆らうことは絶対出来ないと思います。」


カウンセラー 「精神面の教育はいかがですか。」


Kさん 「学力が中心です。精神面の教育といってもオーナーが書いた本を読んでもらったり、朝夕の祈りとかそうしたことをしたり、まあオーナーが書いた本を読めば書いてありますから、それを解説するといってもたいしたことはないので、生徒が自分で勉強すればすむことです。それよりオーナーから期待されているのは、東大入学者を何人出すかに集約されています。本当は別のことも気になっています。」


カウンセラー 「どんなことが気がかりなのですか。」


Kさん 「うちのグループが学校を持つということは、独自の精神教育とか、優れた人材を輩出するとか、優れた人格の人をつくっていくという意味もあります。それも当然ありますが、言っていいのかどうか分かりませんが、うちのグループが学校を持つという『名誉心』というのが、組織全体にはあります。私も持っています。私の上の人間も持っています。」


カウンセラー 「その名誉心がどんな形で出てくることを懸念されているのですか。」


Kさん 「本当に子供たちの成長を願っているのか。・・・自分たちの至らないところをカバーしようとして、罪の償いのために教育事業をしようとしているのか。・・・その気持ちがないとはいえません。」


カウンセラー 「償い・・・? といいますと・・・」


Kさん 「オーナーの償いです。オーナーも人間ですから、いろいろあるでしょう。精神的指導者として間違っている部分もあります。それに対する罪悪感があり、それを償おうとしているのです。子供たちを教育してよい人材を出そうという社会的にも認められるような事業を通してご自分の罪を償おうとしています。その気持ちが入っていることを、かすかに感じます。それはつらいことです。私もつらいが、そういうことのために校長として立っている自分にも罪悪感を感じます。」


カウンセラー 「オーナーは罪悪感を持っておられるのですか。」


Kさん 「私はオーナーのそういう面をある程度は知っているから言えることです。きっとそういう面があるから、こういう事業を展開することでバランスをとしているんじゃないですか。」


カウンセラー 「それが教育のひずみとして、どこかに出ますか?」


Kさん 「グループの精神的な指導原理に基づいて、情熱をもって全教師が取り組みきれないのは、そこに理由があるのです。みんな暗いんですよ。教師がはつらつとしていなくて、はっきり言って苦痛の中で仕事をしている。それを感じることがあります。・・・私に罪悪感があることも原因でしょうか。・・・オーナーの心に罪悪感があるのも、その原因の大きな部分です。でも・・・・・・こうお話させていただいて、誰にも言っていなかったことなので、気持ちが楽になりました。オーナーが何でも話してよいということなので、今日はお話できました。ありがとうございました。」


<カウンセリングを終えて>


Kさんは、とてもデリケートで繊細な心の動きをされる方でした。オーナーや自分たちの名誉心や罪悪感といった、教育事業の影の部分について、しっかりした洞察をお持ちだったことには、正直言って驚きました。その意味ではとても真面目な校長先生だと思いました。その影の面をカウンセリングで吐き出して、見つめることが出来たので、少し楽になっていただけるのではないかと期待しております。素晴らしい教育事業をされますことをお祈りしております。


空 



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宗教心を伝えることの難しさ  2012年4月13日

2012/04/13 12:00  Category:×険妄想ブログより

http://www.kokoroken.or.jp/blog/fpqmsk

宗教心を伝えることの難しさ
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。【…という設定だが提訴された】


その男性は、とても清潔感があり、柔和な雰囲気の方でした。

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カウンセラー 「今日はどのような相談で来られたのでしょうか。」


Nさん 「私は新宿方面にある教団施設の館長をしております。かなり古参の職員になっていますが、局長や理事の立場にはありません。会館の館長という立場で仕事をさせていただいております。特に理事や局長になりたい気持ちはございません。ただ私はこの教えに基づいて、まっすぐに天の光を降ろし皆様に流してゆく。それが自分の使命だと思っております。自分がそのパイプ役になれれば嬉しいと思っております。」


カウンセラー 「何か気がかりなことがおありになるのですか。」


Nさん 「気がかりなことは、私が導師をする祈願は信者の皆様がとても喜んでくださるのですが、私以外の職員が執り行う祈願や研修は、信者さんにとってはそれほど人気はございません。私だけが優れているというような気持ちはありませんが、職員たちももっと高い宗教性をもって、勉強を深めて欲しいと願っています。私がこの場所を離れたときに、祈願を通してこれだけの光を降ろせるかどうか心配です。みんながんばってやってくれるとは思いますが、天上界と一体となるという心の姿勢を持てる人が本当にいるのかが心配です。」


カウンセラー 「なぜそれができる職員が、そんなに少ないのでしょうか。」


Nさん 「単に仕事をこなしている。与えられた仕事をスケジュールにそって、仕事をこなしているという感覚なのではないかと思います。おいでになった信者さんのために、全身全霊で私は祈って差し上げたいのです。天上界の光を降ろせるふりをして祈願に臨む導師もいます。信者さんにどう見られるかということを気にしながら講義をしている職員もいます。どう見られるかではなく、どうなってほしいのか、信者さんにどうなってほしいのかということを真剣に考えて欲しいのです。そういうところが足りないところだと思っています。」


カウンセラー 「そういう思いを持てる人が少ないのは、何か原因があるのでしょうか。」


Nさん 「一言で言えば、自分の本当の使命を忘れてしまっているのだと思います。」


カウンセラー 「なぜそんなに簡単に忘れていくのでしょうか。」


Nさん 「実績となる数字に目がいってしまって、その実績数字を達成することが目的になってしまっているからではないでしょうか。」


カウンセラー 「なるほど。」


Nさん 「私には、もう一つ気にかかることがあります。それは信者さん一人ひとりは、本当はさまざまな問題を抱えているにもかかわらず、私たちがその一人ひとりに対して、丁寧な対応ができないということです。あちこちの支部で生じる色んなトラブルに対して、支部長はもとより本部の職員も対応しきれていないのが現状だと思います。それに対して、信者さんからの不満というものも数多く耳にしています。私はそれを聞いても、自分の力でやりきれないという虚しさがありますが、一方でそういう問題から目を背けておきたいという気持ちもあります。自分は自分が与えられた館長としての仕事だけをしっかりとまっとうすることに集中したいと思っているからなのです。」


カウンセラー 「他にも何かあるのですか。」


Nさん 「・・・教祖の周辺の出来事についても、うすうすは存じておりますが、私ははっきり言って見たくない、聞きたくないという部分は、私自身の心の中に強く押し込めています。」


カウンセラー 「その苦しみを、吐き出されてはいかがでしょうか。」


Nさん 「見たり聞いたりしたことを吐き出しても、解決にはなりません。」


カウンセラー 「見たり聞いたりして思ったことを、抑圧されていると思うのですが、それを吐き出されてはいかがですか。」


Nさん 「教祖の罪は私の罪です。その負い目があって、それを押し込めて仕事をしています。」


カウンセラー 「教祖の罪を自分の罪と感じて、苦しまれているのでしょうか?」


Nさん 「苦しみとは思っていません。自分の義務だと思っています。」


カウンセラー 「ご自分の義務・・・」


Nさん 「そうです。もう少し言えば、私以外のほかの職員たちで、まっすぐ天上界の光を自分の身で受け止め、それを流してみようと思われている方が何人いるのでしょうか。そのような現状であれば、私が責任を全うすることで、これから先もがんばりたいと思っているのです。 私にとって、私自身の心の傷だとか、そういったことよりも、私の使命感のほうがはるかに高いと思っています。私の悩みは、最初に申し上げたように、周りの職員に対する育成がなかなか進まないということです。」


カウンセラー 「その原因は、あなたご自身にはないのでしょうか。」


Nさん 「私は指導力が足りないというふうに思います。ただ、全体の風潮が、漫然と各自のスケジュールをこなしてお給料をもらっているという空気が、教団の中には蔓延していると思います。」


カウンセラー 「あなたがそういう空気に染まることを免れている秘訣は何なのでしょうか。」


Nさん 「他の職員に比べると、欲は少ないかもしれません。欲というよりも、私の場合は人を助けたい心です。それだけを中心にやっていきたいのです。他の事には、はっきり言って関わりたくないのです。だから、本部の理事なんかにもなりたいとも思わないし、ことさら認められたいとも思っておりません。評価されることは悪いことではないし、嬉しく感じることもあります。ですが評価を求めて仕事をしているわけではありません。」


カウンセラー 「無欲さと信者さんへの愛の気持ちが、あなたの仕事を支えているのですね。」


Nさん 「・・・私は今日お話させていただいて、自分の基本的な考えがどのようなものなのか、自分なりに整理がつきました。そういうものが心の中に押し込めてあるということが明確になっただけでも、これからの自分の方向性が何となく見えてきたように思います。」


Nさんはとても透明感の深い、立派な宗教家でした。欲がなく、信者さんの幸福を願って、ひたすら自分の使命を追い求めている姿勢に、カウンセラー自身が感銘を覚えました。外見は柔和でありながら、しっかりご自分のポリシーをもたれた芯の強いかたですが、「立派な神官」という印象が心に残りました。


カウンセリングでは、ご自分が見たくない部分に対して、これと対決するところまで行かれるとさらに深まったと思いますが、この方にとってはまだその時期ではないのだと思いました。


さらに、指導力を高められ、後進の育成に成功されることを、心からお祈り申し上げます。





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「私は実質的に妻の役割をしています」  2012年4月14日

2012/04/14 12:00  Category:×険妄想ブログより

http://www.kokoroken.or.jp/blog/53opvp

「私は実質的に妻の役割をしています」
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。【…という設定だが提訴された】


その若い女性は、落ち着いた美しい方でした。
IMG_2265.JPG

カウンセラー 「ようこそおいでくださいました。」


Oさん 「私は、教団では教祖殿と言われるところで仕事をさせていただいております。ここは教祖が住んでいる場所ですし、ご家族も住んでいる場所です。そこで私は仕事をさせていただいていましたが、教祖の姓を名乗らせていただくことになりました。教祖の姓を名乗らせていただいたということは、実質的な教祖のご家族の一員であるという気持ちでもあります。また、実質的な教祖の妻という意味でもあります。」


カウンセラー 「・・・と、言いますと・・・」


Oさん 「教祖は奥様とは実質的に離婚状態になっていますので、私が妻でよいと認識しております。妻である以上、さまざまな面で教祖をお支えしていきたいと強く思っています。」


カウンセラー 「元の奥様に対するお気持ちはどうですか。」


Oさん 「元の奥様については、教祖がその奥様と一緒にいるということが教祖の力を妨げることになるし、教団の発展を妨げることになると考えています。お子様たちの将来につきましても、元の奥様の存在はお子様方が正しく成長することへの妨げになると考えております。今、別居状態ですので、離婚ということは当然の成り行きであるというふうに考えております。」


カウンセラー 「どのような気持ちで、教祖に接しておられるのですか。」


Oさん 「秘書という立場を超え、妻として愛しています。信仰の対象として尊敬するとともに、心から愛情を注いでいます。女性として心から教祖を愛していると認識しております。」


カウンセラー 「いろんな方からの嫉妬もあるのではないですか。」


Oさん 「気にしておりません。私は心から教祖を敬愛しているし、教祖は心から私に対して愛情を向けてくださっているという確信がありますから。」


カウンセラー 「あなたが教団に入られた、そもそもの志は何ですか。」


Oさん 「教えの尊さです。教団に入った当初よりも、日を追うごとに教えの尊さを実感しています。」


カウンセラー 「ご両親はどう思われているのでしょうか。」


Oさん 「両親も教祖への信仰が篤いのでございます。教祖や教団から、『教祖の姓を名乗らせる』と聞いたときには、両親は驚きはございましたが、光栄なことだと受け止めてくださいました。」


カウンセラー 「教祖のまわりに他の女性がいらっしゃるということは?」


Oさん 「耳にはしていますが、本当の愛情の交流があるのは私一人だけだと思っています。そのような関係を持っているものがいれば、私はなるべく退けていくつもりでございます。問題はそういうところにはなく、むしろお子様たちとの関係に多少苦心しております。」


カウンセラー 「この前お見えになったご長女が、すこし抵抗があるようなことを言われていましたが。」


Oさん 「実際に妻として、夫である教祖を支えるのは、私の役割でございます。長女は妻ではありません。常務理事という立場で、実務的なことを担当するということにつきましても、私が教祖にお願いしての事でございます。」


カウンセラー 「どなたが常務理事なのですか?」


Oさん 「長女です。長女はその立場になったほうがよいということを教祖に進言いたしました。他にも色々女性がいるというふうなことも言われているでしょうが、そういう人は教祖から見ればほんのお遊びの相手であるとみています。あくまでも妻は私です。お子様たちとの関係において、ほとんど年齢差もございませんので、どのような気持ちで接するかということが若干難しさをともなっていると思います。」


カウンセラー 「ご長女は教祖の健康面の心配もされていましたが。」


Oさん 「家族として当然の心配と思います。私は妻として教祖の健康状態はいちばんよく知っている立場にいると思います。教団の運営は理事長の長男がされるというような形にはなっておりますが、実質的には教祖と私が決めていくことが多いと考えています。その意味では責任の重さを感じています。教祖に対する愛情を持っている限り、その役割は続けられると確信しています。」


カウンセラー 「あなたはまだ若いので、判断が難しくはないのですか?」


Oさん 「教祖との話のやりとりの中で決めていくことが多いので、私の一方的なやり方で決めるわけではございません。話のキャッチボールの中でよい考えが出たり、私との話のやり取りの中で、教祖も次の考えが出ることが多いように思います。」


カウンセラー 「こういう方向に教団をひっぱっていきたいというようなお考えはありますか。」


Oさん 「教祖の大きな理想がありますので、それにそった方向でものごとを進めていくのが基本でございます。今はそういう意味では大きな不安ですとか、そういったものはありません。この教団は磐石なんですよ。」


カウンセラー 「どうして磐石だと思われるのですか?」


Oさん 「あなたは教祖殿をごらんになったことはありますか。」


カウンセラー 「いいえ、ございません。」


Oさん 「あの建物の大きさ。都心の一等地に建つあの大きな建物。全国各地にある施設、支部の数。これはとても磐石なものです。教祖殿はその象徴です。私は教祖殿の中で教団の大きさを実感しております。お布施を集めるといったら、一ヶ月で巨額なお布施が集まるのです。力強く世界宗教になっていく団体なのです。その中心的存在の教祖を、私が支えていくという立場にあります。今は自分の個人的な悩みとか、そういったものがどうということを申し上げる時期ではないように思います。細かな自分自身の問題など、考えているときではないのです。その意味では、カウンセリングということで、のぞきには来ましたが、私の置かれている立場を表明するにとどめさせていただきたいと思います。多少誤解もあるようなので、ここではっきりさせておきたい思います。」


カウンセラー 「・・と言いますと?」


Oさん 「私がどういう存在か知らない信者や職員も多いので、今日は私がどういう立場にあるか、表明しに参りました。」


 


カウンセリングはここで終了しました。教祖から愛されているという絶対的な確信から来る強い自信が伝わってまいりました。                                                              内容的にみて、これでカウンセリングになったかどうか多少の不安があったのですが、ご本人が「立場を表明しに来た」とおっしゃいましたので、そのまま掲載させていただくことにしました。ある意味、ここでご自分の本音をお出しになることで、心が軽くなられた面があったと思います。




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