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「幸福の科学学園」関西校 滋賀県に開校予定 [京都新聞・毎日新聞] 2010/10/23・10/24

2010/10/25 12:02  Category:ニュース

「幸福の科学」学校法人、大津で大規模土地取得へ
2010年10月23日 13時49分  京都新聞

 宗教法人「幸福の科学」(東京都)の学校法人が大津市北部で大規模な土地の取得を検討していることが22日分かった。独立行政法人「都市再生機構」(東京都、UR)が開発した約7万9千平方メートルで、近く契約する見通し。幸福の科学は栃木県那須町に中高一貫の「幸福の科学学園」を今春開設しており、関西校の候補地に位置づけている。

 学校法人幸福の科学学園が購入を検討している土地は、JRおごと温泉駅北東にある住宅地の一角。JR湖西線の沿線で、仰木の里東2丁目と雄琴北1丁目、雄琴3丁目にまたがっている。

 URによると、9月24日から10月1日まで取得希望者を募集したところ、同学園から申し込みがあった。URと同学園はすでに売買の意思を決定済みで、10月中にも正式契約を結ぶ方針という。

 栃木県の幸福の科学学園は共学の全寮制で「徳力と学力」を持つ人材の養成などを目的に今年4月に開校した。来年度の1学年の募集定員は中学が60人、高校が100人。

 大津市での土地取得計画について、幸福の科学は「まだ具体化はしていないが、関西校を開設する構想はあり、計画を練っている最中」としている。

http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20101023000012 学園購入予定地の地図あり


幸福の科学学園:大津に開校の意向 土地購入、正式契約へ /滋賀
2010年10月24日 毎日新聞 地方版

 学校法人「幸福の科学学園」(東京都)が、大津市北部で中高一貫校の開校を検討していることが23日、同法人への取材で分かった。候補地とする約7万9000平方メートルの土地購入について、近く独立行政法人「都市再生機構」(UR)と正式契約する。

 学校法人は09年12月に設立。今年4月には栃木県那須町に中高一貫校を開校した。これに次ぐ関西校も検討中で、その候補地として、URが募集していた大津市内の土地取得を申し込んだ。同市仰木の里東2と雄琴北1、雄琴3にまたがる7万9104平方メートルで、落札額は20億4090万円。近く正式に契約の見込みで、数年以内に開校するという。幸福の科学広報局は「関西校の候補地を絞り込んでいる。土地取得が完了すれば計画を具体化させたい」と話している。【安部拓輝】
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101024ddlk25100324000c.html

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衆議院北海道5区補欠選挙 2010/10

2010/10/25 07:11  Category:ニュース

幸福実現党は森山氏、衆院北海道5区補選
2010.8.26 00:55 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100826/elc1008260055000-n1.htm
 幸福実現党は25日、北海道庁で記者会見し、10月24日投開票の衆院北海道5区補選に党同区支部長の森山佳則氏(43)が公認で出馬すると発表した。森山氏は「新千歳空港をハブ化し、農業の北海道ブランドを世界に拡大したい」と話した。同氏は昨年8月の衆院選で北海道3区から立候補し、落選した。



選挙:衆院選・道5区補選 説明会に5陣営 /北海道
2010年9月18日 毎日新聞 地方版
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100918ddlk01010214000c.html
 民主党の小林千代美前衆院議員の辞職に伴う衆院道5区補選(10月12日告示、24日投開票)の立候補予定者説明会が17日、札幌市中央区の道庁別館であった。既に立候補表明している▽自民党の町村信孝氏(65)▽民主党の中前茂之氏(38)▽共産党の宮内聡氏(47)▽幸福実現党の森山佳則氏(43)--の4陣営が参加。無所属で出馬を検討する石狩市の無職、河村美知子氏(62)も出席した。
 届け出書類の事前審査は27日から道庁別館の道選管事務局石狩支所で受け付ける。【岸川弘明】




自民・町村氏、3万票差で圧勝 北海道5区補選
2010/10/25 15:48 J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2010/10/25079040.html
菅改造内閣発足後初の国政選挙となった衆院北海道5区補欠選挙は2010年10月24日に投開票され、自民党前職の町村信孝氏(66)が民主党新人の中前茂之氏(38)ら4人を破って10回目の当選を果たした。中前氏に3万票以上の差をつける圧勝だった。
補選は、北海道教職員組合の違法献金事件で民主党の小林千代美前衆院議員が辞職したことに伴って実施された。09年の衆院選で町村氏は小林氏に敗れ、比例代表北海道ブロックで復活当選。今回、比例代表の議席を手放して出馬した。



衆議院北海道5区補欠選挙 開票結果 [NHK]
http://www.nhk.or.jp/sapporo2/senkyo/
(更新日時:10月24日 23:41)

北海道5区補選  開票 終了 
有権者 454,271人   投票率 53.48% 

        党派  新旧 当選 得票   得票率  年齢
町村 信孝  自民  前  当  125,636   52.3   66  
中前 茂之  民主  新       94,135   39.2   38
宮内  聡  共産   新       15,583     6.5   47
河村美知子  無   新       2,697     1.1   62
森山 佳則  幸福  新       2,325     1.0   43

参照データ 2009年8月30日 衆議院選挙北海道5区 開票結果[朝日新聞]

小選挙区当選 小林 千代美  182,952(53.84%) 民主 元 〈元〉党道副代表
 比例区当選  町村 信孝   151,448(44.57%) 自民 前 〈元〉官房長官
           畑野 泰紀    5,380 (1.58%) 諸派 新  幸福実現党員





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「幸福の科学」大川総裁にわかに「出馬説」浮上!?=週刊朝日2009/07/31

2010/10/23 22:15  Category:雑誌記事

『週刊朝日』2009.7.31
「幸福の科学」大川総裁 にわかに「出馬説」浮上!?

 都議選で図らずも"実力"を露呈してしまった幸福実現党だが、その強気な姿勢は変わっていない。
 「衆院選では、80議席は取れます」
 と断言するのは、小林早賢幹事長(50)だ。
 都議選では10人の候補を擁立したものの、全候補が最下位で落選。最高得票数は足立区の候補の2115票だが全体の得票数のわずか0.73%にすぎず、武蔵野市ではわずか396票(0.62%)で、10人全員合わせても1万3401票だった。これではさすがに、衆院選で1議席を確保するのも難しいと思えるのだが──。

 同党の主張は、どこまでも強気だ。6月30日、JR横浜駅前で演説した小林幹事長は、こうぶち上げた。
「この中で貧乏になりたい人がいたら、どうぞ自民党に投票してください。北朝鮮のミサイルを食らって死にたい人は、民主党に入れてください。地獄に落ちたい人がいたら、公明党に投票してください」
 いかにも過激である。しかも、その選挙戦術は"予測不可能"。支持母体の宗教団体「幸福の科学」の大川隆法総裁(53)夫人である大川きょう子党首(43)は、自民党の小池百合子衆院議員(57)への"刺客"として東京10区から出馬表明していたが、いつの間にか東京比例ブロック1位に鞍替えしていた。その理由を、小林幹事長が説明する。
「選挙が本格化するとともに、党首に全国から応援演説の要請が殺到したんです。本来は『党首よ、ご安心ください』と言いたいところですが、新人候補なのに自分の選挙区に入れないのは申し訳ない。そこで、党首には応援演説に専念してもらったほうがいいと忖度(そんたく)して、こちらから鞍替えをお願いしました」

 宗教団体が母体となった政党といえば、オウム真理教が「真理党」を結成した90年衆院選を思い出す。中選挙区時代の東京と近県に計25人を擁立したが、全員落選。東京4区から出馬した教祖の麻原彰晃氏(=松本智津夫死刑囚)は得票数1783票で、東京での総得票数はこちらもわずか約6千票だった。
 この忌まわしい"記憶"から、新興宗教がバックにある政党への風当たりは強い。それでも、幸福実現党が選挙に打って出るのはなぜなのか。宗教学者の島田裕巳氏が、こう解説する。
「大川総裁は、もともと政治に強い関心を持っています。これまで『自民党系の候補を応援してきた』と発言していますが、自民党が力を失ってきた今、政治的影響力を今後も維持するには自分でやるしかない、と決意するに至ったのでは」
 実際、ここで驚きの情報が。なんと、大川総裁自身の出馬説が浮上!? そこで、再び小林幹事長にその可能性を聞いてみると、
「(週刊朝日の)発売日、いつでしたっけ。なんとも言えません。ノーコメントで……あ、ノーとは言ってない。『黙って笑ってた』と書いといてください」
 と、何とも非常に思わせぶりなのだが、大川総裁の出馬がどのぐらい得票に結びつくのか、果たしてニュース価値があるのか、それは神のみぞ知るといったところか。
[p30-p31]




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バカ売れ「週刊ダイヤモンド」 「幸福の科学」信者のおかげ!?=週刊朝日2009/10/02

2010/10/23 22:10  Category:雑誌記事

『週刊朝日』2009.10.2
バカ売れ「週刊ダイヤモンド」「幸福の科学」信者のおかげ!?

〈信者数1100万人〉〈宗教界のトヨタ〉〈有名人、官僚も続々と入信〉──。
 こんな見出しが各紙朝刊の広告を席巻したのは9月7日のことだった。
 いったいどこぞの宗教団体のことかと思いきや、なんと宗教法人「幸福の科学」だという。これは「週刊ダイヤモンド」(9月12日号)が、「新宗教 巨大ビジネスの全貌」として特集した「幸福の科学」に関する見出しだ。この号は実売率約80%、実売11万部を超える大ヒットだったという。
 同誌の担当デスクは、
「ここ数年で1、2位を争う売れ行きです。宗教によっては、信者獲得や集金力など、大企業顔負けのマーケティング感覚がある。ビジネスモデルとして注目しました」
 と企画の趣旨を説明する。

 同誌の取材によれば、幸福の科学の信者数は「神社本庁」の6805万人に次いで全国第2位で、あの創価学会より上だという。
 本当だろうか。幸福の科学といえば、先の総選挙で1議席も獲得できず、見事に玉砕した「幸福実現党」の支持母体として記憶に新しい。小選挙区での得票100万票、比例区でも46万票と、公明党の比例区805万票とは大きな開きだ。
 記事では「幸福の科学野望の果てに」という4ページにわたる特集が組まれ、最大の集金システムは「ベストセラー」となっている大川隆法総裁の著作であると解説し、
〈大川総裁の著作には、競争を勝ち抜いたり、上昇志向を肯定するポジティブシンキングの類いが多い。宗教書というよりは一般のビジネス書・自己啓発書に近いといえる。だからこそ、エリートが幸福の科学にハマる〉
 と手放しの持ち上げようだ。まさか、カネを持つ同教団が同誌を全面的にバックアップしたのか?なんてうがった見方も出そうだが、
「選挙という話題性と21世紀型の宗教モデルとして大きく扱いました。タイアップではありません」
 と、先のデスクは完全否定する。

 しかし、特集の一部の監修にもかかわった宗教学者の島田裕巳氏はこう警鐘を鳴らす。
「信者数は編集部が確かめる術がないため、宗教団体の公称を載せるしかありません。とはいえ、幸福の科学の公称の信者数と得票数にどうしてこれだけの落差があるのかなど、明記する必要がありますね」
 今回の総選挙で、同教団は11億円を超える供託金をポンと払い、全額没収されている。信者数はともかく、カネを持っていることは間違いないが‥‥。
[p131-p132]




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幸福の科学 「霊界」から「政界」への奇怪=文藝春秋2009/08

2010/10/17 14:36  Category:雑誌記事

『文藝春秋』2009年8月号
幸福の科学 「霊界」から「政界」への奇怪
山村明義(政治ジャーナリスト)&本誌取材班

教祖の妻が政党トップ。否定してきた政界進出の真の狙いは?

「ここに幸福実現党(以下、実現党)を立党致しました」
 五月二十五日、東京港区の虎ノ門パストラルホテルで、二十人ほど集まった報道陣を前に、饗庭直道党首(当時、その後大川隆法夫人のきょう子に交代)がかみ締めるように宣言した。
 「いま日本は二等国に転落するのか、未来に繁栄がもたらされるのか、大きな分れ目にある」という。"国難意識"を披露して立党の趣旨説明を終えた。ホッとした様子の饗庭に対し、今度は矢継ぎ早に質問が飛んできた。
 記者の最大の関心は「大川総裁は出馬するのか?」だが、これを否定しても質問の矢はやまない。「政界進出へ否定的ではなかったか?」「支持者の規模は?」「政権を取ったら靖国参拝するのか?」──。饗庭は懸命に答えるが、言葉に詰まる場面も幾度かあった。
 「急ごしらえ」であるのは否めない。これが、新たな宗教政党結党披露の瞬間である。
 実は戦後、国政の場において大量の候補者を"自前"で立てた宗教団体は数少ない。最初は公明党を作った創価学会、九〇年の総選挙で「♪ショーコ~」と歌いながら登場したオウム真理教に続いて「幸福の科学」は三番目なのである。

 まずは幸福の科学について、簡単に説明しておこう。
 教祖は大川隆法。一九五六年生まれで今年五十三歳。東京大学法学部卒業。教団設立は一九八六年十月、大川は当時まだ三十歳の若さだった。大川が自身に霊界との交信能力があることに自覚したとされるのは大手商社トーメン在社中の八一年。幸福の科学設立後は、キリストや日蓮、空海、坂本竜馬など歴史上の偉人と霊界で交信した内容を「霊言集」として相次いで刊行し、急速に信者を拡大していった。九一年三月には宗教法人となり、同年七月には東京ドームで五万人を集めた「生誕祭」を開催。大川総裁は自らを「エル・カンターレ(幸福の科学の本尊)」だと宣言する一方、写真週刊誌「FRIDAY」の報道に対して、信者を中心に激しい抗議行動を行うなど、九〇年代前半までマスコミの話題を集めた。
 しかし、九五年頃を境に、マスコミヘの登場は激減し、静かに潜行していると思われていた。

 その教団が突如、宗教政党を結党し、次期総選挙への出馬を表明したのはなぜか。衆議院の解散が近づくなか、実現党の総選挙への選挙活動を見るべく、現場を訪ねてみた。
 六月中旬の土曜日午後。快晴の東京・銀座の数寄屋橋交差点での街頭演説となったが、結果は真剣に耳を貸す人がいない惨憺たるものだった。
 選挙カーの真横に置いた黒いパイプ椅子に登ったのは選挙対策委員長・石川悦男だ。「北朝鮮のミサイルから日本を守ります」とメリハリの利いた声をあげた。次いで銀座が地盤の加藤文康がマイクを握った。「消費税と相続税を撤廃しまーすっ!」。だが、二人の声やサクラの拍手は人ごみにかき消された。確認した限りではチラシを受け取った人は三十分間で十人に満たなかった。
 一方、東京豊島区池袋。党首・大川きょう子の。"選挙事務所"は幸福の科学の支部精舎にあった。入りロには「どうぞご自由に」の張り紙。外壁にはきょう子の顔写真を大きく印刷したポスターが所狭しと貼られ、室内にもポスターが大量に積みあげられていた。屋外には「幸福実現党」と看板を掲げた選挙カーも駐車している。
 だが、選挙事務所特有の活気は皆無だ。女性スタッフがポスターの仕分け作業を黙々と続けている他は、手持ち無沙汰。電話が鳴るわけでもない。
 これで選挙ができるのかと思うが、五十代の女性信者は、あくまで順調だという。「ポスター貼りは目標の二千枚までもうすぐ。総勢七百人のローラー作戦ですが、二千といわず三千でも四千でも貼りたい」。
 人海戦術の動員力はあるものの、ポスター貼りだけで選挙が成り立つわけではない。


選挙は割にあわない

 立党会見も取材したある記者は、実現党の素人集団ぶりに唖然とした。
 「"政治ごっこ"の印象が拭えないんです。立党の動機についての説明を聞いても、大川総裁の指示で動いていることが透けて見え、政治や選挙については素人集団であることが一目でわかる」
 だが、その素人集団が、三百ある小選挙区すべてと比例ブロックも加えて、計三百四十三人もの候補者を擁立する。それを可能にしたのは、大川自身の「鶴の一声」と潤沢な選挙資金だった。
 〈この国を、どうすれば幸福にできるのか。/大川隆法、いま、国師として提言する。〉
 紙面の上下にこう大書された間に、大川隆法の写真が大きくデザインされた紙面を見た人は、驚いたに違いない。五月二十七日の読売新聞をはじめとする主要紙に掲載された幸福の科学出版の全面広告。今回の政党結成のきっかけとなった『幸福実現党宣言』などの新聞広告だ。
 その後も、立候補者募集の全五段広告、さらには〈新・日本国憲法 大川隆法試案〉と大見出しを打った実現党の大々的な広告も目に付く。

 政党結成関して幸福の科学の宣伝に違いない」と風評が立ったことに、党首の大川きょう子は「心外です。宣伝のためなら、広告代理店に頼んで広告を打てばいい。選挙は割にあわない」と憤懣をロにするが、裏を返せば、これまで幸福の科学が湯水の如く遣ってきた広告宣伝費以上の巨費を、今回の選挙に投下する覚悟があるということだ。一般に、一つの政党が三百小選挙区すべてに候補者を立てた場合、四十~五十億円が必要となる。
 しかし、カネがいくら潤沢であろうと、その使い方を間違えれば、当選者は出せない。選挙には特有のノウハウとスキルが求められる。
 選挙は政策はもとより、総合的な戦略を立てる選挙参謀やマスコミPR対策の専門家が必要となる。そのため、主要政党は各陣営でプロの選挙参謀や大手広告代理店、PR専門会社などを使うものだが、実現党の場合、その形跡はない。ある自民党議員はその内実をこう明かす。
 「結党の際に、幸福の科学関係者から『自民党OBなどで、選挙が分かる人がいたら、ぜひ紹介してほしい』と相談を受けましたよ。選挙のプロがいるならば、そんなこと頼んできません」
 結局、大川総裁の号令の下、党首、幹事長以下のスタッフの発案で動いているのだ。そのため、実現党は選挙準備の段階で素人集団のドタバタ劇を次々と露呈させてしまう。
 最初が、幹部役員の急変更である。冒頭の立党会見の主役だった饗庭は、わずか十日で広報本部長に"降格"。代わって、大川きょう子党首、小林早賢幹事長の新体制に移行した。
 大川きょう子は、いうまでもなく大川隆法夫人である。東大在学中の八六年、発足間もない幸福の科学に入り、卒業後の八八年に結婚した。
 教団内では総裁補佐、副総裁、立宗名誉補佐などの役職に就く一方、著作も多数。世間的な知名度は高くないものの、信者にとっては「大川総裁と並び立つ、『二つの太陽』と称されるシンボル的な存在」(教団関係者)という。

しかし、きょう子自身は、「出馬する予定も心積もりもなかった」という。幹事長(当時)だった佐藤直史から出馬要請を受けたのは立党会見の四日前。思わず「ちょっと、ウソでしょう」という言葉がロを突いて出た。
 当初は党首代行だったきょう子だが、十日後の六月四日には党役員の改選で急濾、党首に就任。総裁夫人は、さしたる訓練も受けず、わずか二週間で選挙の最前線に立たされた。
 第二が、政策面におけるニーズの読み間違いだ。実現党は、そして大川隆法自身も、現在の日本の国難の元凶は北朝鮮だと主張してきた。
 大川総裁によれば、教義は突きつめると「愛と悟りとユートピア建設」だ。なかでもユートピアとは、「この世とあの世を貫く幸福」だが、そのユートピア建設を脅かす国難の元凶こそが、金正日=北朝鮮なのだという。
 だからこそ、党は「消費税撤廃」「公教育改革」などの内政問題より、憲法改正や敵地先制攻撃も辞さない国防体制の確立を強調した。それが過激なまでの金正日批判である。
 ところが、街の反応は散々だった。「よくわかりました。北朝鮮問題は票にならないんですねぇ。街頭でも(聴衆たちは)ハァ? という感じで、危機感がないんです」
 と大川きょう子は語気を強め、有権者の無反応ぶりを憤った。政策が有権者に受け容れられないのは何故なのかを問い直すぞぶりは見られない。   

                 
カミングアウト 
                  
 素人集団、にわか政党、公約のプレなど、いわゆる泡沫政党だと見る向きも少なくない。議席予想もかなり厳しい。しかし、看過できない点もある。 
 幸福の科学の隠された「牙」が見えてきたことだ。それは「政治への執着」と「信者の裾野の広さ」である。 
 政治への接近は九〇年代から兆しがあったが、本格化したのは二〇〇六年の安倍政権の頃だった。
「安倍さんとは憲法、安保、教育などの政策スタンスが近かったので親近感を感じたのだろう。向こうも『一緒にやりましょう』と積極的だったが、考え方が違う福田政権になると離れていった。でも、一年後に麻生首相になると戻ってきた」(自民党議員)
 〇七年の参院選では東京選挙区の丸川珠代、〇九年の千葉県知事選では森田健作を支援し、今回の衆院選では安倍晋三や中川昭一など自民党を中心に百人以上の推薦候補者を決め、一部には既に推薦状も手渡していたという。
 しかし、実現党が結成された。今回その候補者名簿を見て驚いたのは、自衛隊出身者が八人もいたことだ。内訳は陸自(出身)四人と空自(出身)が四人で、「九〇年代から幸福の科学信者がいたことは有名であった」と自衛隊関係者は言う。
 さらに、自民系・民主系双方の現職市議会議員が鞍替えして立候補を表明していたことだった。福井三区から立候補予定の北野光夫・越前市議と、東京二十五区に立つ小鮒将人・青梅市議。二人が幸福の科学の信者だったことは、各々の同僚議員らも知らなかった。
 北野と同僚だった城戸茂夫・越前市議は、突然の立候補に驚きを隠せない。
 「北野さんは自民党系市議のエースでした。昨年には越前市議会で史上最年少で副議長になった。五月下旬に大川隆法さんが結党宣言をしてしばらくした頃、本人が私と自民党系会派の会長のところに相談に来た。『私は次回の衆院選に、実現党から出馬します』とね。彼が大川さんの本を持っている姿は何度か見かけたが、まさか、と」
 もう一人の小鮒は青梅市議会唯一の民主党議員だった。小鮒も「二十年来の信者」だというが、実現党からの立候補表明には、支援者の対応も二分した。「今後も応援する」と約束してくれた支援者もいたが、それは全体の二割。残り八割は「これからは白紙で」という態度だったという。
 これまでも幸福の科学は、『自民党が多いが、民主党にも信者はいる」と喧伝してきたが、実際に議員本人が"カミングアウト"したのは初めてだ。政界の地下人脈の一端が明らかになった。

 一方で、信者以外の浮動票を目当てにしてか「目玉候補」も擁立した。
 大川隆法夫人で、党首の大川きょう子を筆頭に、日本テレビ「ニュースプラス1」の元ニュースキャスター・田中順子。漫画家で「金田一少年の事件簿」が大ヒットしたさとうふみや。ロックバンド、ザ・ブルーハーツのべーシストだった河口純之助。そして、歌手の竹内まりやの妹・中岡陽子まで立候補していた事実も判明した。
 そして、教団内でもっとも知名度の高い大川きょう子を"刺客"としたのが東京十区だった。ここは、前回○五年の郵政選挙で、民営化反対を訴えた現職の小林興起に対して、"刺客"小池百合子が鞍替えしてきた選挙区だ。今回はその小池をターゲットに大川きょう子を送り込んだのだ。

 大川隆法は、幸福の科学がもつ。"隠れた集票力"を力説する際に、繰り返しこの○五年選挙のことを引き合いに出す。曰く「私は民営化賛成だったにもかかわらず、信者の小林は反対した」「小池とは政策や思想信条も近く友好関係にあったので、信者の多くは支援した」。つまり、教団の組織力で小林を倒し、小池を勝たせた、というのだ。小林、小池両陣営はこの大川の主張を真っ向から否定するが、結果は十一万対四万で小池の圧勝だった。
 その小池の選挙区に今回は党首きょう子が立候補する。
 実現党は自信滴々だ。「自民党いかんでは小池さんがトップ(総裁)になるかもしれない。戦国時代風に言えば、敵の大将の首をとる。(党首は)小池さんに対してダブルスコアで勝ちますよ」(小林幹事長)。
 だが、果たして幸福の科学にはそんな強力な集票力があるのだろうか。
「日本では宗教団体と選挙の得票数の関係には『三倍の法則』、つまり最大で信者数の三倍の票数を出すのが限界、という経験則がある。例えば最強の創価学会は公称世帯数から推定される信者数が一千万人を超えるが、実際の国政選挙で獲得するのは約九百万票。逆算すれば選挙活動に熱心な中核信者は約三百万人程度にすぎない」(政治ジャーナリスト)
一方、幸福の科学の公称信者教は「一千百万人」(その算出基準については別掲インタビュー参照)という。公称の信者数では創価学会と互角なのも皮肉だが、幸福の科学の真の信者数は集票力で明らかになる。大川隆法は八十議席近くを獲得するというが、逆にいえば総選挙は「幸福の科学」の実態が分かる絶好の機会ともいえる。


「植福」「祈願」「ご本尊」
                   
 宗教団体の組織力を測る指標として、信者数と並ぶのが資金力だ。幸福の科学のその資金力の一端が垣間見える好例がある。            
 実現党の党本部は、東京の超一等地・銀座二丁目にある。数寄屋橋交差点に近い六階建てのピルだが、その所有者は幸福の科学だ。しかも土地・建物を購入したのは今年五月末。関係者によれば、推定購入額は「十一~十二億円」とされ、キャッシュで支払った可能性が高い。
 他にも、小選挙区での立候補に必要な供託金が総額九億円。全国での選挙事務所の経費や、大々的な新聞広告費などを合算すると、やはり最低でも四十億円は必要だろう。当座、幸福の科学の財政面での潤沢さが窺える。
 では、幸福の科学はどんな集金モデルを築き上げたのだろうか。
 幸福の科学は、設立当初は会費制度を設けていた。しかし、宗教法人に認可されて以降は、その収入のほとんどを信者からのお布施で賄っている。教団では「植福」と呼んでいるが、それ以上の集金システムが築き上げられている。元信者が仕組みを明かす。
「幸福の科学の場合、一般の信者さんが教団関連に使う金額は、月に三万円から五万円が普通です。内訳は、大川の著作を自分用と知人への配布用に数冊買って約一万円。定期的な植福が一口月一千円からで、口座引き落としでできます。
 さらに、様々な『祈願』を全国各地の宗教施設で行っている。大体『目安』としていわれる額が三万円。祈願も月一回受ければ、あっという間に五万円くらいになってくる」
 興味深いのは、その祈願の種類だ。「交通安全祈願」「結婚祈願」「強力・病気平癒祈願」などの一般的な祈願ばかりでなく、「英会話ベラベラ祈願」「投資株高騰祈願」「わが社株高騰祈願」といった。"現世利益"ものから、新型インフルエンザを想定したかのような「感染症撃退祈願」まである。
「月五万円分を教団に納める信者が、教団規模からして仮に十万人いれば、それだけで月五十億円。年間六百億円です」(同)
 中でも高額なのは、
「『ご本尊』、つまり大川隆法の写真を入れた額です。最初に買ったのは九二年頃で、大川がスーツ姿の写真だった。値段の『目安』は百万円でした。その後、『ご本尊』も何度かモデルチェンジしたため、結局、私一人で五つ、三百五十万円の出費でした」(同)

 だが、幸福の科学にも危機はあった。バブル経済のツケが表面化した九〇年代半ば以降、人目を忍ぶかのようにマスコミの表舞台から姿を消した。その間、何をしていたのか。当時を知る元信者が明かす。
 「九五年頃、大川総裁は幸福の科学の組織の実態に気付いたはずです。『FRIDAY事件』をはじめ莫大な費用をかけて裁判訴訟を争っているうちに、熱心だった信者も次第に離れ、退会者も増えた。一千万人と掲げていた目標信者数に遠く及ばないだけでなく、資金面でも深刻になっていたのです。そこで、大川総裁は教団内部の建て直しに傾注していったのです。栃木に初の総本山・正心館を九六年に作るなど、全国で施設を二百箇所近く建造した上で、植福も増やした。つまり、教団は出版だけでなく、信者受け入れのための施設を増やさねばならないほどの危機だったはずです」
 つまり、大川は危機の時代を乗り切る手法として、必要に迫られて新たな資金集めの仕組みとノウハウというビジネスモデルを築いたことになる。
 これをもってすれば、政党の政治資金も潤沢に集まるだろう。
 実現党は、党員募集を開始した。党費は一人年間五千円。これに政党や候補者への個人献金が加わる。
 「これまで教団に月五万円、つまり年間六十万円使っていた信者なら、今後は教団への植福と、政党への政治献金に振り分ければいいだけ」(元信者)


政教「分離」か「一致」か

しかし、いま現在での選挙運動をはじめとする政治活動の資金は「一旦、(教団から)借り入れています」(小林幹事長)というように、初めは。"教団丸抱え"で政党運営を行っており、"政教"が混然一体になっている事実は否定できない。
 立党会見の際、実現党は創価学会について「宗教政党の先輩」と評価したが、彼らは創価学会をモデルとして、発展、成長を遂げようとしているのではないか。
 たしかに幸福の科学が、創価学会=公明党を強く意識し、対抗心をあらわにしているのは、過去の言動からも明らかだ。九五年には『創価学会亡国論』を刊行したり、大川自身も、「(創価学会の失敗は)やはり公明党だと思っています」(本誌九一年八月号)と批判してきた。
 しかし、幸福の科学の設立初期、大川は、創価学会元幹部を重用したことがある。
 幸福の科学の理事長まで務めた小澤利夫は、公明党の茨城県水海道市議を七期経験後に創価学会を脱会、設立間もない時期に大川総裁に請われて幸福の科学幹部となった。現在は幸福の科学を辞め、キリスト教に入信した小澤は、「今回の実現党結党には驚きました」と、その理由を語る。
「九〇年代当時、創価学会とは違い、幸福の科学には政治に関心のある人が少なかったため、政治に進出することは出来ないと考えていたからです。
 しかし、大川総裁の念頭に創価学会の存在が当時からあったことは間違いない。幸福の科学にある支部や地区といった組織は私がいた頃に学会を参考にしてつくったもの。
 今回、政界進出に踏み切ったのも、どこかで創価学会と公明党の存在を羨ましい、と考えていたのでしょう。今度は俺たちが天下を取るという意識が出てきたに違いない」
 つまり、幸福の科学は創価学会と公明党を下敷に組織を作り上げてきたのだ。
 だが、創価学会=公明党モデルを踏襲した場合、「政教一致」という、高いハードルがある。
 大川きょう子党首は「政教分離問題」について、「宗教団体が政治進出するものを妨げるものではない」と創価学会=公明党の見解と同様の解釈をしているが、過去、議論の的となってきたのは、「カネ」と「施設」の問題だ。

 今回、実現党はスタッフや選挙資金を当初。"教団丸抱え"でまかなおうとしている。信者のお布施などが、教団を迂回して政党に入るかたちになる。宗教団体の税法に詳しい北野弘久・日本大学名誉教授は、
 「憲法の政教分離の原則と宗教活動の原則非課税の趣旨からいって、信者から出された浄財であるお布施を政党資金にすることは違法です。また、その当該お布施分に対しては、収益事業とみなして法人税等を課すべきです」
 と指摘する。また、政党が宗教施設を選挙利用することについては、
 「固定資産税等が非課税となる宗教施設を選挙などの活動に使うことは、憲法二十条と八十九条の政教分離違反です。つまり、宗教団体が選挙拠点として宗教施設を供与している場合には、国家や地方自治体が本来徴収すべき税金を宗教団体に与えていることになる。これも憲法八十九条違反する」
 しかし、このような一連の批判は、創価学会=公明党が浴びてきた批判と同質で、「先輩」はしばしばその批判に晒されてきた。

 さらに、実現党が発表した「新・日本国憲法試案」も波紋を呼んだ。「天皇制その他の文化的伝統は尊重する」と定める一方で、「大統領制」「大統領が国家元首」とする試案は天皇制の事実上の否定ではないか。憲法が専門の八木秀次・高崎経済大学教授は「実は五月末に、実現党から事前に意見を求められました」と告白した上で、こう批判する。
 「あたかも大川隆法総裁を大統領に据えて、天皇を否定するかのような意味合いがあります。まるで大川総裁が皇位を簒奪しようとしていると思えてしまう。
 そもそも国家元首に対する考察が浅薄すぎます。国家元首は政治の実権を握る人ではなく、対外的な代表者というのが今や国際的な了解事項です。極めてデリケートなので、大統領制の提案については『血を見ますよ』と、撤回する方がよいのでは、と事前に幸福の科学に伝えたほどです」


信者は何を求めるのか

 こうした批判を浴びてまで目論む衆院選への挑戦だが、永田町や政治マスコミの反応は冷ややかだ。ベテラン政治記者は、「一議席も獲れないという予測がほとんど」とした上で、実現党の選挙後を、こう展望する。
「仮に議席が獲れたとしても、政党として大きくなる可能性を秘めるには、初の国政挑戦で三議席の確保が必要条件だ。公明党が全国進出できたのも五六年の参院選で三議席を確保できたからで、近年では九二年の参院選で細川(護熙)ブームを巻き起こして四議席を得たのが日本新党だった。他のサラリーマン新党とかスポーツ平和党など、議席を確保できても二議席止まりの政党は、みな雲散霧消した」
 一方、宗教学者の島田裕巳は、選挙後の信者離れを指摘する。
「基本的に、宗教に関心の高い一般信者は、政治への関心が薄いもの。宗教団体トップの政治的主張が強くなりすすぎると、一般信者との間で心理的乖離が生じかねません。オウム真理教がまさにそう。麻原や幹部たちの意思と、一般の在家信者との意思の離反は、選挙活動を通して大きくなったのです。
 この構造的な矛盾を孕んだまま、政治活動を継続していくと、離反する信者も増えるだろう」
 しかも、宗教組織の引締めに選挙という手段が有効だった時代は終焉を迎えつつある。
 また、選挙によって、教団から全職員の二割に相当する約二百七十人が組織を維れる。
「その職員たちは地方組織の責任者に相当する人が多い。これだけ教団スタッフが立候補してしまっては、日常的な組織運営に支障をきたす恐れもある」(同)

 はたして総選挙後、幸福の科学という宗教団体は、今のような組織を維持できるのか。政治進出の決断は大きな禍根を残すことになりかねない。
 今回、大川自身はインタビューで創価学会に対し、「戦後の宗教のイメージを悪くした団体は一体どこか」と鋭い敵意を見せる一方で、対抗意識を隠さなかった。
 裏を返せば、「創価学会=公明党」のあり方は、「宗教界の成功したビジネスモデル」と大川の目には映ったのではないだろうか。彼らの本当の狙い、思惑は、与党に影響を与え続けた創価学会にとって替わろうというものではあるまいか。
 そうならなかった場合、政界進出という「ルビコン越え」は両刃の剣となり、幸福の科学にとっては致命的な打撃となろう。まさに「賽は投げられた」のだ。(文中敬称略)
[p312-p320]




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