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外部リンク (画像) 文芸春秋の敗訴確定 性の儀式で「幸福の科学」に謝罪 2015年
http://0w.blog.jp/archives/67257482.html (ΦωΦ) へ(のへの)

山口広弁護士「批判的言論を威嚇する目的をもった訴訟について」

2011/07/30 21:45  Category:評論・批評動画


shigaooginosato さんが 2011/07/28 にアップロード
http://youtu.be/MD-zAsnoCj4

「仰木の里まちづくり連合協議会(略称:まち連)」が滋賀県大津市で7/10に開催した緊急学習会「宗教教育と幸福の科学の実態について」の中で用いられたビデオ講演映像­です。過去に発生した「威圧を目的とした裁判」について説明がなされています。





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有田芳生氏 「フライデー事件と幸福の科学の性格」

2011/07/30 21:41  Category:評論・批評動画


shigaooginosato さんが 2011/07/29 にアップロード
http://youtu.be/824Zv8mbdgs

「仰木の里まちづくり連合協議会(略称:まち連)」が滋賀県大津市で7/10に開催した緊急学習会「宗教教育と幸福の科学の実態について」の中で用いられたビデオ講演映像­­です。過去に発生した「フライデー事件」を中心に説明がなされています。





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[幸福の科学] を丸裸にする!②メディアとして初の内部取材! 「幸福の科学学園」をリポート=SPA!2010/06/29

2011/07/29 18:09  Category:雑誌記事

『SPA!』2010.6.29
[幸福の科学] を丸裸にする!


メディアとして初の内部取材! 「幸福の科学学園」をリポート

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 幸福の科学が今年4月、栃木県那須市に学校を造った。その名も「幸福の科学学園」。小誌取材班はこの全寮制の中学・高等学校に、メディアとして初めて内部を取材することになった。
 JR那須塩原駅を降り、シャトルバスに乗り込む。斜め前の席には中学生らしき少年が同乗していた。マンガを読んでいるが、『ワンピース』などでなく、大川総裁の伝記マンガなのはさすがといったところか。そうして揺られること数十分。着いた場所は人里から離れた山奥だった。
 「那須精舎」という教団の礼拝・研修施設の30万坪という広大な敷地内に学園はある。敷地内には金ピカの大ストゥーパ(仏塔)や講堂、納骨堂なども林立し、まるでタイなどの仏教国にいるかと錯覚しそうだ。
 一方、校舎に目を移せば、こちらの建物は精舎とは打って変わったパルテノン神殿風の建築物。総工費約66値円という校舎は3階建てで、教室のほかにパソコン室や図書館、コンビニに室内プールまである。そのコンビニでは大川総裁の伝記がしっかり売られていた。あの少年もここで買ったのか。校内に関しては、各所に設えられた祭壇を除けば、正直、宗教色は感じられない。

茶髪もミニスカもOK! 実は自由な校風?

 初年度に入学したのは、中学1年生77人と高校1年生119人の男女。出身は全国各地からで、全員が寮生活を義務づけられている。だが、泉聡彦理事長(下写真)も「人里離れた場所でスパルタ教育が行われていると思われがちですが、自由な校風ですよ」と話すように、茶髪の生徒がいれば、ミニスカ制服もOKと、生徒たちから堅苦しさは感じられなかった。
 「ただし、それぞれの異性の寮に侵入したら即退学となっています。校則といえばそれくらいですね」(泉理事長)
 しかし、勉強面はなかなかハードなようで、授業時間も公立校に比べ、英語や数学は倍以上、その他の科目もかなり多めに設定されている。さらに寮でも毎日2時間の補講が義務づけられているというから、かなりきつめのカリキュラムだ。
 「本校は『社会に貢献できるりーダーの養成』という目的で設立されましたので、当然、勉学には力を入れています」(同)
 現在在籍している生徒たちは全員、現役信者の子弟か信者だが、非信者であっても入学が認められている。
 「もちろん、信仰に基づく宗教科の授業は必修ですが、入学した後でも、子供に入信の義務はありません」(同)

 また、一部報道では学園設立のキッカケとなったのは、大川総裁のご子息がイジメに遭ったためだともあったが、『もともと設立計画があったところに、イジメがあったので総裁が日本の学校の現状を憂えて、開校を早めた』(同)というのが事実らしい。ちなみに、大川総裁の次女も学園に在籍しているとのこと。
 「だから、もし自分に都合のいいように学園のことを総裁に報告しようとしても、きっと彼女から筒抜けでしょうね。結果が出るのは最低でも3年はかかりますし、総裁からも『保護者の方の話は3年問は黙って聞きなさい』と言われているんですよ」
 そう苦笑いする理事長と別れ、学園をあとにした。
 だが最後に疑問が一つ。そんな学園に対して周辺住民の反応はどうなのか。駅周辺で聞き込みをしてみると、「そんな施設あったの?」「知らなかった」など存在を知らない人が多い。学園の認知度についてはこれから、というところだろうか。幸福の科学では、'13年に関西地方に中学・高等学校、'16年には千葉県に大学の新設を予定しているという。

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[p25]


一日修行体験! 信者たちの実態に迫る

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 都営地下鉄泉岳寺駅から歩くこと数分。地上6階、地下2階の施設「幸福の科学・東京正心館」が目に入ってくる。異様な雰囲気と威圧感に圧倒され、「どうにでもなれ!」と半ばヤケクソ状態で単身飛び込んだ。「よく(施設に)入れましたね。恐くなかったですか?」と迎える女性受付。なんでもマスコミが体験取材をするのは初めてとか。編集部から「信者の気持ちを知ってこい」と命じられた私は、こうして研修(修行)会場の「展望瞑想室」へと向かったのである。
 今回体験したのは「人間関係調和の瞑想」(研修奉納代3万円目安)という修行。「関係を修復したい」と思う苦手な人物を一人思い浮かべながら、DVDでの大川氏の法話を聞き、誘導に従い瞑想する。参加者は9人ほど。平日ということもあリ主婦や年配の女性の姿が目立っていた。開始早々、参加者は祭壇に向かって祈りの言葉を一斉に唱え始める。私も噛みまくりながらもなんとか復唱した。
 第一段階の法話が終わり、みんなが目を閉じて一心に瞑想するなか、こっそリ目を開けると……テレビでは目をつむり、手をグルグルと回す大川総裁の姿が。「プッ!」。その姿に思わずドッキリしてしまった。
 いまいち集中しきれない私と信者との温度差は広がるばかり……と思われたが、繰り返される瞑想のなか、突如不思議な感覚に包みこまれる。人の気配もない、音もしない、体が宙に浮いたような不思議な感覚。「呑まれかけているのか!?」と単純すぎる自分にあきれながらも、4回の瞑想・法話を繰り返し、1時間半に及ぶ研修体験はこうして無事終了した。

 修行が終わると、グッタリする私を尻目に、「今日も最高だった~」「素晴らしかったね!」などと話しながら会場を後にする参加者たち。そこで、ベールに包まれた"一般信者の声"を聞いてみた。
 「普段は近所の支部で祈願や悩み相談、自殺防止キャンペーンを行っていますよ」
 そう話してくれたのは信仰歴10年以上で29歳主婦のMさん。主な活動としては、政党活動(電話勧誘や街宣活動)、地域の清掃活動、朝晩のお祈りなどがある。ノルマは一切なく、自分の生活に合わせて自発的に活動しているそうだ。
 そうして談笑していると、いつの間にやら信者数人に囲まれ「参加してどうでした?」「何か感じた?」と、もの凄い勢いで逆質問攻めに。帰り際、持参したノー卜に目をやると、いつの間にか苦手な人物への反省の弁と自己反省の言葉がぎっしりと並んでいた。

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[p24]




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[幸福の科学] を丸裸にする!①さらなる躍進を狙うも、信者がついてこない実現党=SPA!2010/06/29

2011/07/29 18:08  Category:雑誌記事

『SPA!』2010.6.29

昨年の衆院選大惨敗にもめげず、今夏の参院選にも幸福実現党は第一党を目指し大量出馬。本気なのか!?
[幸福の科学] を丸裸にする!

昨年の衆院選で惨敗を喫し、「政治へ行くなという神からの言葉」(大川総裁)と、国政からの撤退もほのめかした幸福実現党だが、今夏の参院選にも参戦してきた! 同党、もとい同教団の躍進はあるのか!? そのポテンシャルを探る。

---幸福の科学とは---
'86年10月大川隆法総裁により設立。本尊「エル・カンターレ」を祭り、関連施設は国内9637か所、海外にも60か所を持つ。信者数は公称1200万人(海外信者を含む)。教団を頂点に「幸福の科学グループ」を形成し、'09年5月には幸福実現党を結党。第45回衆院選挙に参戦し、話題を呼んだ。


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さらなる躍進を狙うも、信者がついてこない実現党

 いよいよ参院選が始まろうとするなか、'09年夏の衆院選で、ある意味、民主党よりも目立っていた幸福実現党が戻ってきた。今回はドクター・中松氏も含む、24人を国政に送り込む構えだ。
 振り返れば前回の衆院選は、大川隆法総裁を含む337人を乱立させ、107万票を得ながら全員落選、供託金約11億円は没収という歴史的大惨敗を喫したばかり。公称では信者数約1000万人の同教団なだけに、「なぜ一人も当選させられなかったんだ?」という疑念すら湧くが、同党の石川悦男党首は次のように答える。
 「実は、前回は信者さんからも『なんで政治に?』との反発が多く、組織固めが十分でなかったのです。今は勉強会を通して周知を図って、票を固めています」
 100万票は本当の実力ではないということか。もともと、同教団の公称信者数1100万人という数字を疑う声は多く、「前回選挙の比例区得票数約46万こそ真実だろう」とする意見もある。だが、党首の話を信じるならば、さらに信者数は多いということになる。
 「日本の政治に一本の精神的支柱を立てたいというのが我々の願い。国難の今だからこそ新しい国づくりが必要」(石川党首)
 そう主張する同党の政策に対しては、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も「案外、まともなことを言っている」と話す。
 「政策は『政調会』で立案していますが、元は総裁のご意見。景気対策などをわかりやすく国民へ発信したいです」(石川党首)
 どうやら意気込みはマジだ。

ついに現職議員誕生。ハデな選挙活動も継続
 その本気度を裏づけるかのように、実現党は5月、現職の参議院議員で元「改革クラブ」の大江康弘氏の入党を発表。ちゃっかり議席「1」を実現してしまった。その大江氏が言う。
 「昨年の総選挙後、幸福の科学シンパで、私の支援者でもある人物を通じて実現党の林幹事長と会った。その後、舛添さんが自民党を抜けて『改革クラブ』に入党したわけですが、私は彼のやり方に納得できなかった。その頃、林幹事長らから声がかかったわけです」
 ちなみに、大江氏は教団の教えに対し「(霊言に)驚きと畏れをもって受け止めています」と語るものの、まだ信者ではないとのこと。
 現職議員を大胆にヘッドハントする一方で、昨年に展開したような異色な選挙活動も忘れていない。今年4月には若い美女信者を大量動員し、JR新橋駅前で「サラリーマンの皆さん、発泡酒でなくプレミアムモルツが飲める社会をつくりましょう!」と街頭宣伝を繰り広げた。

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 また、同党や教団の広報戦略の柱となっているのは、なんといっても書籍の発行だろう。教団を頂点に形成される幸福の科学グループには「幸福の科学出版」という出版社があり、大川総裁の関連著書を次々と発行している。同社が発行する雑誌『ザ・リバティ』編集長の里村英一氏は「仮に講演会や勉強会が地上戦なら、本は空軍部隊のような役割」と語る。
 「'86年に宗教法人として設立される1年前に、すでに総裁は最初の霊言集『日蓮聖人の霊言』を出され、当時、多くの方がそれを読んで入信しました。本による啓蒙は伝統といっていいでしょう」(教団広報局)
 最近では、坂本龍馬の霊が大川総裁に降霊し、発した言葉を記録した『龍馬降臨』を発行し、話題を呼んだ(ちなみに坂本龍馬は同党の応援団長なのだという)。その後も次々に新刊を発売し、選挙が近づいた今月は、なんと1か月間で「11冊の霊言集が出る予定」(同)というから、出版不況もどこ吹く風だ(霊言の内容については上図を参照)。
 そうして広報ツールとして活躍すると同時に、その売り上げは"供託金約11億円を取られてもビクともしない"強固な財政基盤をも支えているのではないかと目されている。大川氏関連の書籍には、発行部数20万部を突破するものも多く、信者のバイブルと言っても過言ではない。『法シリーズ』などは累計4000万部の大ベストセラー。1冊2000円として、これだけでも80億円の売り上げだ。さらに出版以外のお布施や講義代など、ほかの収入も加えれば、月に数十億円の資金が入るという説すらあるが‥‥。


実はカネがない!? 教団はリッチでも党は借金まみれ

教団が強大な資金力を持つとすれば、イコール実現党も巨大政党並みの資金を持つことになるのではないか。だが、そのような疑問に対して、同党広報局はこう否定する。
 「とんでもない。そもそも本の売り上げがそのまま選挙資金になるという前提が誤り。教団と出版社、政党は別組織なので、丼勘定で運営していたらすぐ国税局から注意されてしまいます」
 つまり、法人から政治団体への寄付は政治資金規正法によりできないため、書籍の売り上げが実現党へ無尽蔵に流れることは法的に無理なのだという。
 「教団からはあくまで貸し付けという形で一定金額が移動するだけ。だから今、党は莫大な借金を抱えている状態です。ただ、これもいつまでも返済しないと寄付という形になり、法律上問題になるのでまさに青息吐息です。そのうち収支報告書が公表されるので、それを見れば明らかですよ」(広報局)
 また、リバティ編集長の里村氏もぼやき気味に言う。氏は昨年の衆院選では、鳩山前首相の選挙区である北海道6区に、「急遽出馬した」(里村氏)という、異色な経歴の持ち主でもある。
 『ハデさに隠れがちですが、ハッキリ言って、貧乏選挙ですよ。街宣車のスピーカーひとつをとっても、普通なら8つは要るところが3つか4つしかない。しかも安いやつ。『なんでそんなボロいの使ってるの(笑)』と、よその党の人から笑われたこともあります」
 正確な資金の流れはいまひとつ不明だが、とりあえず外から見えるほど潤沢なわけではなさそうだ。
 「前回は国民に国難を告げ、知らせるためにすべての選挙区で擁立する必要があった」(広報局)という同党が今回は候補者を絞った背景には、そういった理由があるのだろう。

堅実化する党の方針。躍進はあるのか!?

 それらを踏まえ、同党が議席を獲得することはありえるのか。
 「もしかすると1議席なら」と言うのは、前出の政治ジャーナリスト、鈴木哲夫氏だ。
 「前回の獲得票数が比例区で約46万票。選挙区と合わせて107万票という実績があります。参院選で、例えば信者票を50万程と仮定しても、一人が一人を連れてくれば100万。今回は第三極に注目が集まっている選挙なので、たくさんの自称第三極政党の中の選択で多少は浮動票が流れるかも。つまり数字上では議席獲得の可能性がないとは言えない」
 だが一方で、選挙プランナーの松田馨氏は「まず無理だろう」と分析する。
 「恐らく、彼らには団体として気味悪がられている自覚はないでしょう。もし、その自覚があるなら宗教色を完全に消すとか、もっと現実的な戦い方をするはずです。選挙というのは当然、頑張れば票が取れるというものではない。そこには必ずプロの戦術が必要になりますから」
 また、同様に懐疑的なのが、『葬式は、いらない』(幻冬舎)などの著作で知られる、宗教学者の島田裕巳氏だ。
 「あそこの信者さんたちはどちらかと言えばスピリチュアルなものに興味をもつので、教団の政治介入なんか求めていないと思います。よく、『公明党のようになるか?』という話も聞きますが、創価学会が会員を増やせたのには、当時の時代的背景が大きい。現代の日本で、幸福の科学が爆発的に信者数を増やせるかは正直、疑問です。『それでも選挙をやりたい』と言うならば、いっそのこと党と教団を分けて、政教分離でいったほうがいいのでは?」
 だが、石川党首は次のように主張する。
 「第三極? 私たちが目指すのは、あくまで第一党です。政教分離もありえない。宗教が国を救うには経済も国防も具体案を持っていて当然。なにも矛盾しません」
 あくまで”王道”で国政に風穴を開けようとする幸福実現党、そして幸福の科学。茨の道が待っていようが、その信念がブレることはなさそうだ。

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取材・文撮影/ 浮島さとし 牧隆文 青山由佳  写真提供/「やや日刊カルト新聞」
[p22-25]



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幸福の科学「8億円損害賠償請求」無残な敗訴=週刊現代2001/07/21

2011/07/24 15:20  Category:雑誌記事

『週刊現代』2001.7.21
ジャーナリズムの現場から 第254回

幸福の科学「8億円損害賠償請求」無残な敗訴
───裁判所は「(幸福の科学の)提訴は言論威嚇目的」と厳しく断じた。勝訴した弁護士に聞く───


 6月29日、東京地裁(土屋文昭裁判長)は宗教法人「幸福の科学」(大川隆法代表)をめぐる裁判で、言論の自由を保障するという観点から大変意義深い判決を下した。
 経緯は、以下のようになる。
①'96年12月25日、第二東京弁護士会の山口広弁護士が元教団信者の代理人として教団側に損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
 山口弁護士は『カルト宗教トラブル対策』(共著・教育史料出版会刊)などの著書もあり、これまで宗教関連裁判に多くかかわってきた。
②そのわずか2週間後の'97年1月8日、教団側はさっそく山口弁護士を相手に総額で8億円の賠償を求める訴訟を起こした。
 「虚偽の事実を訴えた訴訟と会見で名誉を傷つけられた」
 というのがその理由だ。
③これに対して山口弁護士は「不当に高額な賠償金請求訴訟で精神的損害を受けた」として教団側を反訴、800万円の賠償を請求した。
 今回、東京地裁が判決を下したのは、②の提訴と③の反訴についてのものだ。

 まず、教団側の8億円の請求については、
「原告幸福の科学は、主に批判的言論を威嚇する目的をもって、8億円の請求額が到底認容されないことを認識した上で、あえて本訴を提起したものであって、このような訴え提起の目的及び態様は裁判制度の趣旨目的に照らして著しく相当性を欠き、違法なものといわざるをえない」
 として請求を却下。一方、山口弁護士の800万円の請求については、
 「被告山口は原告幸福の科学の違法な本訴提起によって甚だしい精神的苦痛を被ったことが認められるので、これに対する慰謝料は100万円と認めるのが相当である」
 と、山口弁護士の主張をほぼ全面的に認めたのだ。
 「幸福の科学」の完敗である。
 今回の裁判に勝訴した山口弁護士に聞いてみた。
───4年半もの長きにわたった裁判となりました。
 「通りっこない請求額をふっかけて、被告なりその代理人なリヘの威嚇を目的とした訴訟などあってはならないことです」

大川代表のメモに記された「狙い」

───'96年12月に山口弁護士が教団を提訴した直後に、教団側から8億円の損害賠償請求訴訟を受けているんですね。
 「内訳は、私と依頼人の双方に対して教団から7億円、それに教団幹部の二人から5000万円ずつで合計8億円。要するに、『幸福の科学』に刃向かう者は弁護士だろうとだれだろうと許さないという意思表明としか思えませんでした」
───判決は、訴訟そのものが批判的言論への威嚇だとしていますが、訴訟以外の威嚇はありませんでしたか。
 「一般全国紙に教団の雑誌の広告をのせて、そこで"ずさんな冷汗商法、山口弁護士の体面"などと私を誹膀したり、私とともに教団を訴えた元信者の元に、私たちを中傷する内容のチラシが送りつけられたりといったことがありました。
───裁判のポイントは、どんな点でしたか。
 「尋問の対象となったのは、私と依頼人の元信者、それに教団の幹部の3人だけ。主な争点は、教団の代表者大川隆法氏本人を証人採用しろ、というわれわれの主張に、教団側がその必要はないと主張したところでした。そんななかで、教団内部向けに書かれた大川代表直筆の文書が私に匿名で送られてきたので、それを証拠として提出したのです。そこには、今回の訴訟における教団側の狙いが記されていました」

 その文書には、たとえばこんな内容のメモが含まれている。
 横書きのリポート用紙に'95年1月10日の日付入りで、〔対S(創価学会)対策〕と題したメモには、こうある。
 〈地上兵力を動員しての白兵戦は、敵に利があるので極力避ける。(電話、FAX、大勢をくり出しての威迫、抗議集会、戦闘用の出城づくり、警備要員の採用、武器まがいのものを用意することなど)〉
 また、同年3月9日のメモには、〔オウムの件〕と題した次のような記述があった。
 〈民事の名誉毀損で当会を訴えてきた場合。
→相手の10~100倍の額の名誉毀損で訴え返す。相手は弁護士1名限りなので、当方は東京、大阪等2つ以上の場所で提訴することもありえる〉
 いずれのメモにも、大川代表のサインが入っていた。


───メモには確かに大川代表のサインが入っていますが‥‥。
 「代表本人が書いた、と教団側も証拠として認めています。オウム真理教を対象にしたメモには、訴訟について"相手もブラフ(おどし)なので、当方もブラフとして使えばよい"とも書かれていました。今回、裁判所は、教団は大川代表の意向を受けて訴訟していると認定しているのです」
───文書が大川代表の直筆であると、教団側がよく認めましたね。
 「先方は、なんとしても大川代表を法廷に出したくなかったようです。もし先方が、文書は大川代表の直筆でないと主張したら、こちらの大川代表の証人申請が採用されたかもしれません。依頼人の元信者も大川代表の筆跡はよくわかっていますから。別件でも、大川代表の証人採用を申請したら教団側が突然和解を言い出したケースもあったと聞いています」
───ところで、「幸福の科学」という教団を、どのように感じましたか。
 「教団に批判的な発言や活動に、かたくなに過剰反応し続ける点てとても特異だと思います」


320人もの弁護士が動いた

 判決文にはこうある。
 〈特に本訴が献金訴訟(①の訴訟=編集部注)の提起からわずか2週間程度の短期間で提起されていることを照らすと、本訴提起の主たる目的は、献金訴訟を提起した被告及びその代理人である被告山口各個人に対する威嚇にあったことが認められる〉


───山口弁護士は、統一教会がらみの訴訟などを長い間のライフワークにしていますが「幸福の科学」の問題点はどんなところにあるのでしょうか。
 「少しでも『幸福の科学』に批判的な言論を展開しようとした者には名誉毀損の訴訟を起こして威嚇する。現実に自分たちの集団を提訴した者はその弁護士まで訴える。こんなやり方がまかり通ったら、弁護士だって圧力を感じてこの種の団体の被害者の代理人になることを躊躇するようになります。そんなことがあってはならない。ですから、今回は320人もの弁護士が、一緒にやるから、と私に反訴を起こすようバックアップしてくれたんです」
───320人の弁護団……。
 「日弁連の土屋公献元会長を弁護団長に、霊感商法問題の訴訟を一緒に担当した仲間や同じような問題に取り組んだ大勢の弁護士たちが私の代理人になってくれた……。これはもう山口個人の問題ではない、他人事ではない、という危機意識が、これだけ大勢の弁護士を動かしたのです」
 このような高額訴訟がまかり通れば、巨額な資金を持つ宗教法人や政治家・政党などへの批判が困難になる。

 今回の山口弁護士の勝訴は、日本の社会の自由な言論が保障されたという意味で大きな判決だった。
 一方、敗訴した「幸福の科学」側は本誌の取材に対して、次のような回答を出した。
 「8億円の訴額が過大とは言えません。山口氏が杜撰な弁護士業務で『信教の自由』を侵害したことは、本件提訴の発端となった訴訟(①の訴訟)における当会勝訴の確定(昨年1月20日東京高裁)で明白であり、かつ、当会の名誉は、信仰心を著しく傷つけられた圧倒的多数の信者の総意によって構成されていることが、考慮されるべきだからです。さらに、『言論の自由』は本来、公権力からの自由であり、個人や団体を中傷する自由ではありません。高額提訴が言論の自由を抑圧するというのが、教養不足による誤解であることは、言論の自由大国のアメリカで、名誉毀損にしばしば億単位の賠償額の判決が出ることで明白です。日本の裁判所も、名誉毀損の被害を実質的に救済すべきです。本判決は、全くの不当判決であり、即刻控訴します」(幸福の科学広報局)

 名誉毀損における高額賠償請求訴訟では、日米の訴訟システム上、大きな違いがあり、単純に比較して論じることは妥当ではない。これについては、いずれ当欄で紹介する。
 自分を批判する相手にその支払い能力をはるかに超える巨額な賠償金を請求するという行為は、自由な言論活動を抑圧するものだ。
 高額請求訴訟により、批判的な言論を封じようとした「幸福の科学」の姿勢に、裁判所は厳しい判断を下した。今回の判決は、常識的にみれば、極めて妥当である、と本誌は考える。 (この項終わり)
[p177]




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