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学歴のない部下への劣等感  2012年4月11日

2012/04/11 18:00  Category:×険妄想ブログより

http://www.kokoroken.or.jp/blog/crxipj


学歴のない部下への劣等感
これはある宗教団体の、教祖をはじめとするご家族や、職員の皆様を対象としたカウンセリング記録です。公共に貢献するという、宗教団体の公益法人としての本来の目的と特性をご理解いただいた上で、カウンセリング内容を一部公開することを了承いただいております。公開を通し、多くの人のお役に立ちたいという皆様の勇気に、心より敬意を表します。【…という設定だが提訴された】


一見、温和な表情の奥に、警戒心を持って、その方は入って来られました。

chair.jpg


カウンセラー 「今日はどのようなことをお話しに来られたのですか。」


Oさん 「教祖からここにカウンセリングに行くように言われてまいりました。自分では特に大きな悩みはないと思っています。行けといわれたので来たのですが、何をどう話していいのか分かりません。」


カウンセラー 「教団でのお仕事は?」


Oさん 「理事をしています。広報担当の理事です。」


カウンセラー 「重要なお立場ですね。心労も多いのではないですか。」


Oさん 「実務は部下に仕事の出来る者がいますので、そちらを中心にやってもらって頂いています。私は教祖からの信任が厚いので、理事になっているのです。以前から、伝道部門や広報部門や海外の支部長も経験しています。その意味では他の理事よりも実績は高いと思います。自分としてはよい仕事をしてきたと思います。」


カウンセラー 「教団が抱えている問題なんかも・・・」


Oさん 「よく知っているつもりです。どういうわけか肝心の部分に関しては、教祖や理事長が知っているだけで、自分には全ての情報が来ていないと思います。不満と言えば、そのあたりの事を不満に思っています。自分はそういうつもりはないのですが、少し軽んじられている気がしています。


カウンセラー 「軽く見られているということですか。」


Oさん 「実際には私の部下の男が、知識も情報量も多い男で、実質的には、私の部署は彼が仕切っているということなので、その意味では自分は飾りとしておかれているような、そんな気持ちもたまに起こります。自分の言動が、もしかしたら軽く見られている、深みのない軽い男だと見られている気がします。」


カウンセラー 「何か心当たりがあるのですか。」


Oさん 「これは以前支部長をやっていた頃、信者と直接話す機会を持ったときにも感じたことがあります。自分は正しいと思ってやっているのですが、信者さんたちは必ずしもそうは受け取ってくれなかったようです。たまに信者さんから馬鹿扱いされることもありました。なぜそうなってしまうのか、よく分からないのですが、自分はそんな馬鹿じゃないと思っています。それと同じような批判が、他の理事たちや教祖や職員たちから向けられているのじゃないかと思うことがあります。」


カウンセラー 「そういう視線を感じる・・・?」


Oさん 「感じます。でも理事という立場は居心地がいい場所ですから、給料もたくさんもらっているし、多少の批判はあっても、この立場を守ってゆきたいと思います。」


カウンセラー 「ところで、どのような志でその教団に加わられたのですか。」


Oさん 「以前いた会社で、保険関係の会社ですけれども、そこにいたときに職員にならないかと言われました。保険会社もストレスの多い職場ですから、自分が信奉していた宗教だし、ここで仕事するほうが気が楽で役に立つんじゃないかと思いました。教えに基づいて人助けをしていきたいという気持ちは、あるにはありました。」


カウンセラー 「『ありました』というと、今はいかがですか。」


Oさん 「与えられている職責を間違いなく進めていくこと。できたら、教祖に喜ばれるような手柄のひとつでも立てたいと思います。」


カウンセラー 「トラブルに直面するお立場だと思うのですが。」


Oさん 「今、起こされている裁判、教祖の奥さんとの裁判ですか、こちらの方を有利にもっていって、敵対している奥さんをへこませてやりたいと思っています。今は奥さん関連のいい情報があれば、どんどん上にあげていきたいと思っています。だって、この奥さんがいたから発展が止まったわけでしょう。だったら、この奥さん懲らしめるのが、私の仕事ですよ。それから、教団施設の建設反対運動とか、他に訴訟を考えているところとか、そういったところを次々と潰していくのが私の仕事です。」


カウンセラー 「なかなか大変なお仕事ですね。思うように行かないこともあるのではないですか。」


さん 「部下の中には、あまりうまく処理が出来ない人間もいるので、それなりに私も苦労しているんですよ。悩みというか、いつも、もどかしい思いをしています。なかなかうまく処理しきれないもどかしさをいつも持っています。教祖からは、『どうなっている』とせっつかれますからね。なるべくいい答えを出すようにしています。『順調にいっていますよ』と言えば、おさまるのですが、順調に行かず失敗した時は、『相手に悪魔が入っている』と言って弁解すれば済むことです。」


カウンセラー 「悪魔が入っているのですか?」


Oさん 「反対しているやつは、みんな悪魔ですよ。決まっているじゃないですか。」


カウンセラー 「正しいクレームの場合もあるのではないですか?」


Oさん 「正しいクレームなんかあるわけない、文句つけてくるのは、みんな悪魔ばかりですよ。潰していきます。たまに聞いてあげる振りくらいはしますけどね。」


カウンセラー 「教団の落ち度を改めるということはありませんか。」


Oさん 「変えるのは相手ですからね。こちらが変える必要は全然ないですよ。」


カウンセラー 「教団には間違いはないと。」


Oさん 「当然です。教団の立場を守るのが我々の仕事なんです。ただうまくいかないときは腹も立つし、イライラしますけどね。」


カウンセラー 「企業などでは、クレームに対しては耳を傾けるというところが多いようですが、教団はクレームを受け付けないのでしょうか。」


Oさん 「教団には一切間違いがないからです。」


カウンセラー 「教祖の奥様の問題もお話に出ましたが、世間ではよく夫婦の問題はどちらにも責任があり、五分五分だという見方が多いようですが。」


Oさん 「そういう物差しは関係ないですね。そんなのと一緒にしないでくださいよ。」


カウンセラー 「宗教では心の平静を教えておられると思うのですが、ご自分がイライラすることをどんなふうに考えておられますか。」


Oさん 「・・・・そういえば心の平静ということの大切さを教えてもらっていましたね。今言われるまですっかり忘れていました。」


カウンセラー 「厳しいお仕事ですから、そこでの心の統御というのはやはり大変なのでしょうね。」


Oさん 「イライラは顔には出しませんよ。それから馬鹿にされて、軽く見られて嫌になるような気持ちは、顔に出さずに腹の中にしまっておきますよ。本当はいい仕事をしているのですから、もっと評価を受けてもいいのにとか、仕事の出来ない部下対して『何をもたもたしているんだ』という気持ちとか、信者のくせに職員に向かって生意気な口をきいているいる、そんな連中に言ってやりたいこともたくさんありますよ。それを我慢しているんですよ。」


カウンセラー 「ずいぶん悔しい思いを溜めておられるのですね。」


Oさん 「職員の方が上に決まっているのに、信者がごたごた言うから頭にくるんですよ。理事のほうが偉いのに、部下たちが馬鹿にして私を見るんですよ。教祖はもっと私を高く評価しないといけないと思っていますよ。こんな扱いはよくないと思いますよ。」


カウンセラー 「ところで、子どもの頃に特別な体験をされたことでもあったのでしょうか。」


さん 「子供の頃から成績はよかったです。成績の悪いやつは馬鹿だと思っていました。人間として劣っていると思っていました。ちゃんとした会社で仕事していない奴らは2流3流でしょう。なんか、親や先生からそれに似たことを言われたような気がするな。」


カウンセラー 「そういわれて育ってきたのですね。」


Oさん 「はい。」


カウンセラー 「そういうことで人間の価値は決まるのですか?」


さん 「・・・・全部が全部そうではないような気はします。学校に行かなくても立派な人はいるし、歴史上の偉人の中にも学歴や職歴に関係なく立派な業績を残した人もいます。一流の大学や一流の会社でなくても立派な人はいるかもしれない。」


カウンセラー 「身近にもそうした方がいるのですか。」


さん 「今、私の部下の人間も大学なんか行っていないんですよ。その大学に行っていないやつが、私より仕事ができるんですよ。だから、彼を抑え込みたいんですよ・・・。」


「・・・・・恥ずかしいですね、私も。でもこれしゃべったら、なんか、肩の力が抜けたような気がします。・・・今日疲れたので、もう帰っていいですか。」


カウンセラー 「お疲れ様でした。軽くなっていただけて、よかったです。」


 


この方は、子供の頃に親や先生から植え込まれ価値観によって、人を判断されていたようです。ですが、最後の最後に、この方の劣等感の一部が見えてきました。学歴が自分より下なのに、優秀な部下への負い目を持っていた感情が吹き出しました。それと向き合って、そういう自分であったと気がつかれたことは、この方の一つの進歩であったと思います。


少し気になったのは、対立する立場の人を全部否定し、「悪魔だ」と決め付けるというところです。これはこの教団の特徴的な考え方なのでしょうか、それともこの方に特有のお考えなのでしょうか。「反抗しているやつらは皆悪魔だ」という思想は中世ヨーロッパの「魔女狩り裁判」を連想させるのですが、その発想の奥にある心の傷に向き合う必要があるように感じました。


かなり強い自我をお持ちのようですので、再度お目にかかることをお約束して、この日は終了となりました。


穏やかな心が取り戻せる日が来ることを願っております。



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幸福の科学(宗教法人)
(英: Happy Science 略称:HS)
大川隆法(1956年生)が、1986年10月6日に神理学習団体として設立。自称「仏法真理」の全世界流布を目指し1991年3月7日に宗教法人の認可を得た。大川隆法はこの世に下生した九次元大霊、主「エル・カンターレ」であり、地球最高の守護神・救世主、また再誕の仏陀として、教団の「本尊」とされている。著作『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』を基本三法とし、信者は『仏説・正心法語』を根本経典として読誦する。


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