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4-3 GLA に対する大川主宰の異常な憎しみ

2009/12/14 06:28  Category:「虚業教団」 関谷晧元

                    第4章  愛なき教団だから 「愛」 を説くのか


  GLA に対する大川主宰の異常な憎しみ

 いま GLA 事件のことを思い出すと、GLA と高橋佳子に対する大川隆法の異常とも言える憎しみに気づく。"異常とも言える憎しみ"などと言うと、会員の中には、主宰先生を故意に貶めるための意地悪な表現と受け止める人がいるかもしれない。そういう人は、たぶん主宰の本を熟読玩味していない会員だろう。熱心な読者なら、そのことに気づいているはずである。

 たとえば、『高橋信次霊言集』 のまえがきにこんなくだりがある。
「高橋信次氏のかつてのお弟子さんの多くが、現在、間違った方向へとそれて行っていることに対し、同氏は、なんとか彼らを、彼らが生きているうちに救ってやりたいと、強い情熱の程を吐露されたのであります」
 また、大天使ミカエルと言われていた高橋佳子に対しては、
「高橋佳子はミカエルではありませんし、ましてや私の本体でも分身でもありません」
 ここにある"私"というのは、『高橋信次の新復活』の中の高橋信次、つまり、佳子の父親の霊である。父親が、娘はミカエルではないというのだから、これ以上確かなことはない。じつに巧妙な攻撃法だった。

 高橋興和との話し合いの後、会へ戻ると、大川は真顔でこんなことを言った。
「GLA は今や悪霊の集団と化している。そこの大幹部と会ってきたのだ。当然、関谷さんも悪霊の影響を受けている」
「ほんとですか」
 私は思わず聞き返した。
「ほんとだとも。もう、帰ってきたのを見て、すぐわかった」
 私には、その言葉が不思議でならなかった。弟さんとの会談では、私の旗色は悪かったが、落ちついた礼節ある紳士との話し合いは、私の気持ちを充実させていた。
 "あの話し合いは、両者が力を合わせて神理を中心に団結していくための努力だったのではないか。私の気持ちはこんなに満たされているのに、悪霊に憑かれるなんていうことがあるのだろうか"
 もちろん、そんな思いは口にしなかった。

 十二月七日になって弟さんから電話があり、「もう一度ぜひ会いたい。今日しか時間がないが会えないだろうか」 ということだった。たまたま大川が留守にしていたので、職員に断って会いに出かけた。
 交渉は、前回の域を一歩も出るものではなかった。会話は静かだったが、どちらも主張を譲らず、最後には苛立ちさえ感じてきた。弟さんのほうが、おそらく数段冷静だったろう。 もし、ほんとうの神理に立っていたら、少しも苛立つことなどなかったのである。神理ではなく、大川に対して忠実であろうとしていたから私はイライラしていた。

 事務所に帰ってくると、ちょうど大川も戻ってきたところだった。
「関谷さん、今日は何かいいことでもあったんですか。なんだか、とてもスッキリした感じですね」
 返事のしようがなかった。高橋興和に会ったとも言い出せず、笑ってごまかした。
 それ以降、私の在籍中は GLAから何の音沙汰もなかった。私のような大川信奉者が窓口ではケンカにもならない、と思ったのだろうか。 あるいは、私を通して〈幸福の科学〉が学習のみであるという底の浅さを知り、どちらがホンモノかはわかる人にはわかると、自信を持ったのかもしれない。

 しかし大川のほうは高橋信次の口を借りて、執拗にGLAを攻撃しつづけた。
 GLA の会員のあいだでは、生前から高橋は"仏陀の生まれ変わり"と信じられていた。
一方、大川がはじめて自分を"仏陀の生まれ変わり"であると公言したのは、八九年に出版された『仏陀再誕』によってである。
 しかし〈幸福の科学〉発足の当初から、ごく 内輪では自分は仏陀の生まれ変わりだと打ち明けていた。主宰先生が仏陀の転生であるということは、〈幸福の科学〉では公然の秘密だった。すなわち二人の仏陀が、同時に存在したことになる。
 この点を大川は、どのように考えていたのだろうか。

 八七年五月に出版された『高橋信次の新復活』で、彼は高橋の霊にこうしゃべらせるという奇策に出た。
「私自身が、自分を釈迦だと思っていた時もありました」
 つまり、高橋の霊の口から「自分は仏陀の再誕ではなかった」と言わせたのである。
〈幸福の科学〉会員にとっては、高橋本人がそう語ったのと同じだった。
 私が会にいた頃、仲間うちでは「高橋佳子はノイローゼだ」「彼女はじきに死ぬぞ」「もうすぐ死ぬから見ていなさい」と、大川はしつこく繰り返していた。こうした不自然なほど大きな憎悪が、いったい何に由来するのか正確なところはわからない。しかし私は、彼女に向けられた呪いの言葉の端々から、あの憎しみは高橋佳子に対する大川のあこがれの裏返し、コンプレックスではないかと推測している。だが、これはあくまでも推測にすぎない。



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