QHS



外部リンク (画像) 文芸春秋の敗訴確定 性の儀式で「幸福の科学」に謝罪 2015年
http://0w.blog.jp/archives/67257482.html (ΦωΦ) へ(のへの)

5-2 「光の天使」 から 「光の戦士」 への変質

2009/12/14 06:34  Category:「虚業教団」 関谷晧元

                    第5章  さらば、〈幸福の科学〉よ


  「光の天使」 から 「光の戦士」 への変質

 一九八九年(平成元年)は、学習団体から伝道団体へと〈幸福の科学〉がその性格をハッキリと転換した記念すべき年である。
 人材の用い方にも、拡大路線がはっきり現れてきた。
 中原や阿南がいなくなり、かわって大川が耳を傾けるようになったのは、営業や組織づくりのベテランの声だった。○○生命営業本部長の黒木文雄、熊本で不動産業者として成功していた坂本頼男、創価学会で会員集めに活躍した大沢敏夫などが、会を動かし始めていた。

 大沢敏夫の登場についても、私は内心忸怩たるものがある。
 会の発足記念座談会で、大沢が 「リュウホウ先生、リュウホウ先生」 と発言したことはすでにお話しした。その後も大沢からは、「リュウホウ先生の下で活動したい」 というようなアプローチが何度かあった。しかし申し出は、やんわりと拒絶されている。彼の辣腕に会をかきまわされるのを、大川は心配したのである。

 会の基礎が固まり、拡大がテーマになって、大川が思い出したのが大沢だった。
 あれほど敬遠していた大沢に連絡をとり、職員になる気があるかどうか確かめよという指示があった。その交渉役がまた私にまわってきた。
 すでに私は、異を唱える気力も失っていた。会全体にも、ワンマン社長というより神として、その言葉には絶対服従であるという暗黙の了解ができつつあった。
 大沢との話はうまくまとまり、まずは相談役という立場で〈幸福の科学〉を応援してもらうことになった。

 本部には、草創期の情熱とはまた違った熱気がみなぎっていた。
 そんな雰囲気の中で、あるとき関東地方の青年部の集会が開かれた。そこでは、私が講演することになっていた。拡大路線をひた走る会の将来を危惧していた私は、反省についてじっくり語ってみたいと思った。
 ご存じの方も多いと思うが、〈幸福の科学〉では大川の説く「現代の四正道」が教義の柱になっている。「愛」「知」「反省」「発展」の四つを幸福の原理として、自らの心を探究していこうという教えである。

 まわりが発展と知ばかりだったから、私一人ぐらいは反省を説かなければという気持ちだった。反省こそ自己確立の最短コースであると、事あるごとに私は述べていた。自分の人生を振り返ることが、一番の修行法であり、また千に一つの間違いもないということを、私は講演会のたびに繰り返し強調してきた。
 だから、この点にかぎっては私は青年部にひどく受けが悪かった。理由はハッキリしている。〈幸福の科学〉の会員、とくに若い会員たちは、反省など大嫌いだったのである。そんな面倒なことは避けて通りたかったのだ。
 性懲りもなく、この日も私は反省の必要を訴えた。

 私の話が終わると、関東地方の世話役だった俳優の北原宏一がマイクの前に立った。彼もまた反省の嫌いの部類だった。
「反省など要らない。〈幸福の科学〉にこんな教えがあるのがおかしいんだ」
 何人かの委員がハッとして私のほうを見た。
「おまえたちは若いんだ。反省なんかしているヒマがあったら、外へ出て何でもいいからやってこい。何でもいいから会のために行動しろ」
 こんなアジテーションが若い会員には受けた。世話役といえども部外者の北原が、本部講師の講演にイチャモンをつけるなど、本来なら間違ってもあってはならないことである。しかし"会のため″と言えば、それも許されてしまう。そんなところにも、学習団体から伝道団体への会の変質が現れていた。

 私の記憶では、この北原が〈光の戦士〉という言葉を最初に使ったのではないだろうか。ある集会の席でこう発言したのである。
「私は〈光の天使〉にはなれないかもしれない。しかし〈光の戦士〉になら、なれる。喜んで、会のために戦う〈光の戦士〉となりましょう」
 それ以降、〈光の天使〉よりも〈光の戦士〉のほうが、この会のアイデンティティーを示す言葉として一般的になっていく。

 大川の言う〈光の天使〉とは菩薩であり、利他行の実践者のことである。一方、〈光の戦士〉は伝道者、ありていに言えば新しい会員を獲得し、たくさんの人を集める活動家である。
 天使から戦士へ。これほど〈幸福の科学〉の変質を端的に物語るものがほかにあるだろうか。後のフライデー事件の際に示された、天使とは思えない攻撃的な姿勢も、じつはここに始まっていたのである。
 北原の演説に沸き立ち、目を輝かせている若者たちを、私は講演者席から淋しい思いで見ていた。この会での私の仕事はもう終わったのかもしれない。去るべきときを、私は漠然と予感した。



関連記事


     TB(0) | CM(0)


コメントの投稿










サイト内検索
新宗教「幸福の科学」に関する、教団側・批判側・マスコミの記事などを紹介しています。



キャッシュでキーワードがハイライト表示

Yahoo! JAPAN

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

最新記事
月別アーカイブ

>>全記事更新履歴



ワンコ・ニャンコ緊急ツィート コチラへ

http://spiruna.blog89.fc2.com/blog-entry-2609.html
犬猫リンク集